あらすじ
「こいつ天才だ。」自分を満足させられる暴力プレイ相手を探し、いつも通り入ったラブホテルの一室で、天使のような顔をした青年は作者に容赦ない暴力を与えた。奇跡の相手と出会い、ドラマチックに転がり落ちていく初恋の行方は――。マゾヒストでトランスジェンダー、こじれきった作者が、自分と真摯に向き合い描いた衝撃の実録エッセイ、堂々完結。
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とても苦しい
私は昔は性別問わず恋人を泣かせることが好きでした。そこから色々性的趣向を身に付けて 自分のなかでこんがらがって どうしようもないと思ってきました。他の人の葛藤を中々見ることが出来ないから。ほんの偶然にネットで見掛けたこの本に出会えてよかったです。素敵な恋でした
Posted by ブクログ
めっちゃ良かった。
こういうエッセイはタイトルでフィルタリングせざるを得ないけど、もっとたくさんの人が読めばいいのになあーって思う内容でした。
というか、23歳なのに、わたしがわたしを苦しめていると自認したりできるのがすごい。
応援したい。
ボコられたい→それは自分の肉体を壊したいから→女性と見られたくないから
と拗れている部分を描いてくれてよかった。
麻痺してピエロになって誤魔化して
って描いてくれてよかった。
拗れてると思う人はやはり多いんだろうか。
わたし自身は、マゾではないけど
思考の流れ方に共感した。
誤魔化してなんとか生きてる人は多いんだろう。
息苦しい人は多いんだろう。
わたしはそういう人が懸命に生きてるのを読むのが好きだ。わたしという読者の拗れ方は、表出されてないけど、読んで共感してこうして感想を書く程度でも、世の中に懸命に生きている人の生きる余地が生まれるのではないかと淡い期待を抱いているので。