あらすじ
好条件、好待遇の期間限定シェアハウスキャンペーンで集まった、年齢性別バラバラの男女4人。管理人を含めた共同生活の中、彼らの仲は徐々に深まっていくが、風見鶏がなくなったことがきっかけで、住人達は疑心暗鬼になっていく。彼らが集まったのは偶然? それとも――。明かされる真実に心が驚きと優しさで満たされる、爽快な余韻が残る傑作。
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Posted by ブクログ
『シェアハウスかざみどり』
名取佐和子/幻冬舎文庫
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クリスマスまでの期間限定でシェアハウスに集められた年齢性別バラバラの住人。管理人は若く見える吸血鬼風の男性で…
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一人一人のドラマが伏線で最後に大きな話になる好きなパターンのお話だった。愛想がないように見えつつも実は仲間想いな管理人さんいい人だな
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誰かのささいな言葉が人の人生を動かすこともあることを学んだ。
Posted by ブクログ
シェアハウスに住む人たちごとの短編集かなと読み始めましたが、最後に全てが繋がっていくのがとても面白かったです。
「ベイリー邸の風見鶏の下で誓った絆は永遠となる」のフレーズがとても素敵でした。
Posted by ブクログ
ツイッター読書アカウントのフォロワーさんから教えていただいた一冊。
晴生、暢子、麻矢、有。シェアハウスに集まってきた、年齢も性別もバラバラの4人と、その管理人である弓月との生活を描く。章ごとに視点が変わり、4人の過去が少しずつわかってくる。生意気で無愛想な弓月=吸血くんが、それぞれをフォローしていく。
終盤で吸血くんの過去や謎も明らかになり、最後にはすっきりと伏線が回収される。
面白かった!これは、早くも今年面白かった本にランキングされると確信。
「やって後悔する方が、やらなくて後悔するより楽」
という、有の雇い主の颯馬の言葉もよかったな。
心が温かくなる良本に出会えた。