あらすじ
胸の最深部を切り裂く、未知なる純愛!
容姿端麗で成績優秀。人望も厚い、という同学年の男子・有重律(ありしげりつ)。誰もが惹かれる彼の笑顔に、未央子(みおこ)は得体の知れなさを感じていた。そんなある日、未央子は、有重が部活仲間の男子・浅場(あさば)に恋をしているという事実を知ってしまう。
未央子が知っている恋は、ダメになったら次を探せる恋。けれど有重が浅場に寄せる想いは、そこまでに純粋で、どこまでも深い、世界でたった一つきりの恋だった。
そんな有重の側にいるうちに、未央子の中で、まったく未知の感情が芽生え始めて…!?
人は人の何に恋をするのか。中身だというのなら、どんな姿でも愛せるのか。たとえ性別が変わっても…。
鮮烈な作品の世界にどっぷりと浸ってください!
感情タグBEST3
登田先生の作品を読んで感銘を受けたので、過去の作品も読んだりしてるんですが、ほんとに素晴らしい作品が多いです…!
今作は、胸の最深部を切り裂くと解説にありますが、ほんとに胸がぎゅっとなるほどせつなくて、読むたび泣いてしまいます…。有重くんと未央子、2人のそれぞれの想いをこんなふうに描ける登田先生は本当にすごいです。しかもこんな短編で…。すごく良い作品です。登田先生が描かれたというその後…どこかで読めないのかな。
後の2つの話もすごく良いです^ ^ 「…鳴るのは」の方は、めっちゃ心揺さぶられましたね。知らない人から突然の告白。よくある設定も登田先生にかかるとこんな心揺さぶられる内容になる…。
「…響くのは」の方は2人とも可愛くて、内容もすごく好きです^ ^ タイプの違う2人のその後がすごく気になるし読みたい!