【感想・ネタバレ】お勝手太平記のレビュー

あらすじ

優雅なる脱線、冴えわたる悪口
金井ファン待望、痛快痛烈な最新小説

趣味は手紙を書くこと。
「手紙の吸血鬼」と化したアキコさんが
お勝手の話題を書きに書きまくった手紙、その数50通。
料理、裁縫、映画、イヤな男等々・・・・・・。
名手の文章が存分に味わえる、贅沢な書簡小説。

ちらし寿司製作騒動、不二家のフランスキャラメル、“萌え”について、
新聞の幼稚な投書について、パジャマの好み、歌謡曲の歌詞について・・・・・・
ついつい、お喋りの長くなるアキコさん。
もちろん、著者ならではの小説的企みや、映画や小説の話題(レヴュー)も満載です。

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Posted by ブクログ

母の周りのあの人この人を思い起こしながら読んだ。ミッション系という設定がなんともはまる。よろしうございました。

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2015年04月05日

Posted by ブクログ

インテリ・無知・有名・無名・金持ち・貧乏人・悪人・善人に関わらず、愚かさに対して、まったく平等に容赦ない。それが小気味よい。スッとする。

「読み聞かせ」「気づき」という言葉に、「なんて、いやな言葉なの?」と…まったくね、なんでこんな気持ちわるい言葉がうようよしてるのか、と思っていたのでスッとする。

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2014年10月26日

Posted by ブクログ

老嬢の手紙なのだからエネルギーに溢れている訳ではない筈なのに、なぜか読むとぐったりしてしまう。
Kさんが著者の小説の中では、「なかなかもののわかっている」風なのに、去勢されていない感じがするのは何故だろう?
アキコさんと結婚するには去勢されていては(夏之さん、中野勉など)無理だからかな。

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2019年08月03日

Posted by ブクログ

毒舌家というか、皮肉屋というか、ひとこと多い人というか・・・
イヤミな初老の女性。
こんな人とは友達付き合いできないなあ、でも、学生時代からのくされ縁みたいになってしまうのだろうと思いながら読んだ。
辛辣で、批評も鋭いのだけれど。


母親というのは、娘の相手を見るといつだって、もっと出来の良い青年が(いくらでも、とまではいわないけれど)いたはずだ、と考えてるような気がします。 127ページ

大した用事でもなんでもないのに、なんか妙にアタフタと小忙しい日々が続くと、なにしろ、もう年が年ですから、そのあと反動で何もしないでぼうーっとしている日が何日か続くことになるわねえ(少し、オーヴァな言い方ですけど)。162ページ

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2015年05月26日

Posted by ブクログ

「手紙の吸血鬼」と化したアキコさんが日々書き続ける手紙たちで構成された小説。お手伝いさん、お友達、お友達の旦那さんなど相手は違えど内容はほとんど映画や小説、新聞の投書欄について、昔話などの雑談。あまり書くとネタバレになるけれど、結末は、あ、やっぱりそうだったんだっていう感じだった。でもそれをさみしいとかは思わなくて、年を取るってなんだかすごいなあと妙な感想を持ってしまった。タイトルから谷崎の「台所太平記」、著者の「恋愛太平記」を思いつくんだけど、たぶん「台所~」に近い感じ、で、「恋愛~」は四姉妹の長編小説だし「細雪」を彷彿とさせる。
作中で何回か「瘋癲老人日記」のエピソードが出てきた。読み返したくなったけど私は「鍵」のほうが好きだ。

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2014年11月13日

Posted by ブクログ

いるいる、こーゆー人。
初老の女性の他人への悪口、嫌味と自分の自慢。
自分は、上品だと思っている。
読むのが辛かった。

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2019年02月02日

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