あらすじ
子どもは何も知らずに生まれてくる。自分の力で親よりも長生きしなくてはならない。一人では生きていけない。誰かとつながらないと生きていけない。だから、命は大事なんだということを絶対に教えなければいけない。子育てとは学校がやるもの? 家庭がやるもの? いや、学校も家庭も地域も、ともに子育てに参画することが大事と訴える現役校長が初めて書いた本。本当は家庭で教えてほしいこと、本当に学校で学ばせたいこと……いまはこれが曖昧になってしまったのではないか。とくに児童期は人間の基礎をつくる最も大切なとき。食べること、読むこと、書くこと、話すこと、時間を守ること、困っている人を助けること、御礼をいうこと……人生に必要なことをたくさん学ぶ必要がある。では、誰が教えるのか? 本書は、親の役割、学校の役割、地域の役割を示しつつ、みなが情報を共有して一緒に子育てをする秘訣を説いている。
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Posted by ブクログ
公立小学校の校長先生が長年学校お便りとして書き綴ってきたお言葉がまとめて本になったもので、それぞれ3、4ページで家庭での子育てに関して感じられることを保護者に対して発信したメッセージが詰まっています。
衝撃的なタイトルですが、趣旨としては子供が小さい時の毎日の営みを子供のために大切にするように、といったことで、勉強やら習い事やらに頭でっかちになりがちの現代の子育てに警鐘を鳴らし、子供の良い成長のためには当たり前の毎日に視点を向けるように、毎日の中にはどのような着目点があるか、教師そして子育て経験者としての視点からお話してくださっています。
子供のことがより興味深く、一緒に過ごす時間がより楽しくなりました。