あらすじ
両親を亡くし叔父一家にこき使われているアリス。彼らが外出した夜、屋敷にグレイリング大尉と名乗る凛々しく美しい英国軍人が現れた。子供たちと友人の屋敷でクリスマスを過ごす予定だった彼らは、吹雪が収まるまで滞在することになる。が、穏やかで楽しい日々の後、僕と一緒について来てほしいと大尉に告げられた。天にものぼる気分のアリスだったが、大尉に子守り役と言われてしまう。なんて愚かなの…さえない私なんかを妻にしたいと思うわけないのに。
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クリスマスの奇跡✴
ハッピーエンドだったけど設定が個人的にはちょっと残念。
イケメン大尉が実は2人の子持ちだったってのが…。
しかも「…ウブな若い子に手を出すほど女には困ってない…」とか言うセリフも嫌だった。
独身ならそのセリフも良いだろうけど、既婚者で子持ちで祖父母に預けてた子供たちを奪還までしてきて、父親として子供大好きアピールしてたから余計にそのセリフがムカついた。
ただ、ヒロインの叔父一家は倹約家でヒロインはシンデレラ状態だったし、メイドや下働きのビリーと一緒に貧しいながらも手元にある材料で豊かなクリスマス祝いを出来たから微笑ましくてホッコリできて読んでいても温かい気持ちになれました。
大尉の子供たちは実子だけど幼いときに生き別れていたから余所余所しい親子関係だったけどクリスマスの奇跡とヒロインのおかげでみんな仲良く大尉の元へ行けたのでホントに良かったです。
4.5星
叔父一家に引き取られて遠慮しながら暮らしているヒロインが、一人残ってお留守番をするクリスマスの雪の日に、ヒーローと出会います。だんだん惹かれていきますが、お互いが背負っているものがあり中々進展しません。
ヒロインは控えめな愛情豊かな賢いレディーで、最後ヒーローが迎えに来て本当よかった。
いいお話でした。
減点部分は、ヒロインの格好がメイドだから、レディーの立居振る舞いが最後までヒーローが誤解したままというのは、ちょっと話に無理があるような。。。ボロをまとっても品格は醸し出されるはずだと。。。
だから、4.5星というところ。
また、ヒーローの連れ子の子供達も脇役で登場ですが、子供の顔の表情が、線だけでとてもよく描かれているなあと、この漫画家さんは絵が上手いなあと印象に残りました。