あらすじ
免疫学者で寄生虫学の第一人者の著者が、アジアの子供の生活を通じて、現代人の健康と病気の関係について考える。
現代人は「汚い」と「清潔」に敏感になりすぎてはいないだろうか。
それは豊かになり、いつでもどこでも物が手に入るようになったことと関わっている。
豊かになった代償として、本来持っていた寄生虫や微生物との「共生」を捨て、バランスのとれた食事を止め、アトピーなどのアレルギーや生活習慣病に苦しみ、抗生物質をはじめとする与えられ「薬」や「抗菌グッズ」で生活している。
家畜化された動物ではなく、野生動物のようにたくましく生きることが、本来の意味での健康を取り戻すことではないか、という。
発展途上国の人たちとの付き合いの中で得た「自然治癒力」を取り戻せと現代日本人への警告、提言。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
寄生虫があると花粉症やアトピーになりにくい。活性のないIgE抗体がつくられて、肥満細胞に付着する。
健康とは幻想、100%健康な人はいない。
ゆっくり呼吸する=動物は呼吸の回数が決まっている。
ゆっくり呼吸して、ゆっくり少なめに食べる。
はだしで歩く。
スポーツは活性酸素を発生させるので体に良くないという説と、SODで過酸化脂質を減らすので体に良い、という説がある。中程度の運動は体にいい。
弱アルカリ性の水を飲む。アシドーシスの反対、アルカドーシスの状態にする。ミネラルが適度に含んでいる者、高度が極端に高すぎない。
還元電位が低い水=屋久島の縄文水、天下寒露水、六甲のおいしい水、羊蹄山の湧水、など。