あらすじ
皇女と騎士による冒険譚、堂々完結。
ラシル一行は目指してきた“原初の光”に辿り着いた。
レアナは、この旅の真の目的をラシルに打ち明ける。
それは世界を守るため、レアナが「自分自身を殺すこと」―――
ラシルは、レアナと双子の姉・サレナの力により
バルバロス大帝と向かい合うことになるが…
世界が崩壊し続けていく中で
蒼穹の騎士は、己の強い意思を貫き通す。
皇女やすべての仲間の想いとともに。
超本格ジュブナイルSF、堂々完結の最終巻。
感情タグBEST3
匿名
物語全体を通して見ると、オチも最初から考えてあったようで、ストーリーも一本筋が通っている印象。
惜しむらくは、戦いが基本的に光子という万能エネルギーによるもので、視覚的には強さが分かりにくかったところ。
クレイモアは剣が中心で、ある程度の強さになると生身の方が強力になるところや、速さで圧倒する様は面白かった。
光子の使い方を工夫して勝っても、そもそも光子って良く分からんので…。
あと一番はギサウ族やマウ族といった、ネーミングの安直さだろう。あれがなければもう少し没入できたのに。
象徴的なシーンもあり、ストーリー構成は結構好きだったので残念に思う。
CLAYMOREが好きで全巻購入しての感想です。
良かったところ
絵がスッキリしていて読みやすい
色々な種族が序盤から示唆されていて、展開を楽しみに読めた
悪かったところ
戦闘描写がかなり薄い ピュッといってバーン!で片付く
10年後世界のエピソードが少ない
特に10年後の現在の時間差を使ったトリックを
もっと色々見たかったなぁという印象が残ってしまった。