あらすじ
▼第1話/Automatic▼第2話/椰子の実▼第3話/ガラスの十代▼第4話/葛(くず)の花▼第5話/花の首飾り▼第6話/リンダリンダ▼第7話/春よ、来い▼最終話/昴―すばる―●あらすじ/会社から残業をカットされた中年サラリーマン・小林ユウジ。下戸のため飲みに行くこともなく、駅ビルを一周して暇をつぶすことが日課となっている。そんなある日、彼は駅ビル内の通路で、宇多田ヒカルの「Automatic」を口ずさむ女子高生・サキとすれ違う。息子の聴く音楽を理解できないユウジだが、この曲はたまたま知っていて、つい自分も口ずさんだところ彼女と目が合ってしまい…(第1話)。●本巻の特徴/進学校の受験に失敗して、仕方なく下のランクの高校に通う“ガリ勉”の緒方と、プチ家出中で毎晩エンコーする金髪のクラスメート・飯島。対照的ながら、ともに居場所がない2人の物語を描いた第2話「椰子の実」など、少女たちの“歌”にまつわるショートストーリー連作。
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Posted by ブクログ
様々な歌詞、詩→「歌」をテーマに榎本ナリコ全開の相変わらずの内容の短編集。
センチメントのような読後感もありつつ、センチメントほどのエロさは無い。
そこがちょっと物足りなく感じつつ、いいなーと思えるものもいくつか。
「椰子の実」は一番詩と漫画の内容が美しくマッチしてると思った。
「葛の花」で脱ぎだした時に詩を詠みはじめたのすげー笑っちゃったんだけど。
しかもこれヤッてんのかなー?
いまいちよくわからないしちょっと強引w
「花の首飾り」はバンドがタイガースをカバーするという展開(まあこれも強引な気もするが)
と主人公がバンドの人とセクロスしないのが良かった。
「リンダ リンダ」のラストで、
「今さらあんなシャウトできねーよ!」の後、桜井がどう思ったのか、
どういう感情になったのか、イマイチ分からなかった。
まあ、そこが良いのかもしれないが…