立ち読みしたら、こぐま店長に秒殺で心を奪われました…。
ケーキ屋さんを営むとってもピュアなこぐま店長と、そこで働くことになったやさしい店員さんのやりとりがメインのお話。あれ?私こんなに心が乾いてたっけ…?と思うくらい、ほっこりエピソードが心に沁みこんで、読めば読むほど温かい気持ちになります。
店長と従業員設定なのですが、ケーキを作る以外は世間を知らずたどたどしい日本語を話すこぐま店長と、そんなこぐま店長を温かくサポートする店員さんは親子のよう。
店長と呼ばれて「ねえねえもういっかいてんちょうってよんで!」と恥ずかしそうにしたり、
風邪をひいてお店をお休みすることになった店員さんに「しにますか?」と聞いてぽろぽろと涙をこぼしたり
こぐまの店長がいちいちとにかくかわいい!!
こぐま店長のキャラももちろんですが、セリフのひらがな感や、絶妙な改行具合など、世界観が完璧だな~と思います。
とりあえず立ち読みしてほしいですが、おそらく購入してしまうのでご注意を、笑。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年04月10日
店長もいいけど、周りの人たちもいい。暖かいなあ。楽しくて優しい。最高だね店長。浴衣を着て花火大会に行く店長かわいい。夏みかんに詳しい店長すごい。夏みかんのぽん酢いいなあ。作ってみたい。そのななも出るのかな。出るといいな。
Posted by ブクログ 2021年11月23日
くま店長さんとてんいんさん(実はまだ大学生らしい)とで営む小さなケーキ屋さんのお話の6巻目です。
ケーキ作りは天才的ですが中身は無邪気なこぐまの店長さんと、決してこぐまとばかにしたりせずリスペクトを忘れないてんいんさんの対話に漂う優しいテンション。この雰囲気を1巻から変えることなく連綿と物語が続いて...続きを読むいるのは、実はすごいことなのではないかと思っています。
今回、ラストでケーキ屋さんに一大事が発生しますが、それを読んでからカバー表のイラストを眺めると、二度楽しめて優しい気持ちになれます。ありがとう、店長さんの仲間たち!
なお、これは1巻が出たときからずっと思っていることですが、このシリーズの装丁が、
カバー=ケーキの包装紙
表紙=ケーキの箱
見返し=ワックスペーパー
本文=スポンジケーキのような暖かい色合い
をそれぞれイメージして作られているのが、かなり気に入っています。
細く長く続いて欲しいシリーズです。