あらすじ
多くの人に響く! 大ヒットする!
そんな企画を生み出すのに特別な才能はいりません。
必要なのはメモの技術です。
本書は、∞プチプチなどの大ヒット商品を数々生み出してきた著者が、
企画をどんどん生み出せるようになるメモ術を初公開したものです。
「会社から新企画の提出を求められたが、いい案が浮かばない」
「新しいビジネスを始めたいと思っているが、何をやっていいかわからない」
というような状況はごく普通に起こります。
本書では、3種類のメモの技術を使って、人の「欲求」にフォーカスし、
次々に企画をつくりだす“仕組み”を解説します。
「企画がまったく思いつかない! 」がなくなる一冊です。
売れる企画をつくるのに必要なのは3つのメモだけ!
【メモ1】企画づくりの材料をメモする「ネタ帳」
【メモ2】アイデアを量産する「かけ合わせメモ」
【メモ3】ヒット企画へと仕上げる「三角形メモ」
「もくじ」から
・メモすべき情報は「欲しいと思うものごと」だけ
・インターネットでのネタ探しにもコツがある
・アイデアは 「考えたいお題」×「ネタ」でつくる
・企画にしたいアイデアを選び出す3つのフィルター
・ヒット企画になるアイデアの絶対条件
・ひとつのアイデアを深掘りするには手書きが一番
・三角形メモで企画のバランスを整える
・企画の一番の価値=「大トンガリ」をつくれ!
・大トンガリと小トンガリのバランスが絶妙な商品とは? などなど
★さらに、壁を越えて企画を実現させるためのマインドセットや、
巻末付録で高橋晋平の実際のメモから選んだ100ネタも紹介しています!
●著者プロフィール
高橋晋平(たかはし・しんぺい)
株式会社ウサギ 代表取締役
1979年秋田県北秋田市生まれ。
2004年に株式会社バンダイに入社し、
大ヒット商品となった玩具「∞プチプチ」など、
バラエティ玩具の企画開発・マーケティングに
約10年間携わる。2013年には、TEDxTokyoに
登壇し、アイデア発想に関するスピーチが
TED.comを通して世界中に発信された。
2014年より現職。様々な企業の企画ブレーンや
チームを育成しつつ新商品を立ち上げる
「企画チームビルディング」に従事するなど、
いろいろな形でモノコトづくりに携わっている。
著書に『∞アイデアのつくり方』(イースト・
プレス)、『アイデアが枯れない頭のつくり方』
(CCCメディアハウス)、『プレゼンをキメる30
秒のつくり方』(日経BP社)などがある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冒頭文に共感。
参考となる一冊。
ここで勧められていることは、ある意味人間の欲求の原理原則を活用する方法にもなっており、納得感あり。
要点はひたすら、有用な要素とかけあわせまくるということかと。
バリュープロポジションの概念なども含んでいる
メモ
・企画とは人の欲求を満たすための作戦
・人に価値や幸せを与えようとする計画は皆企画
・欲しいと思うものごとをメモしていく
・面白そう、新しいという理由だけで企画を作らないこと。
・他人の欲求をそのままメモではなく、自分の欲求を考えてメモする。
・店頭でパッケージをみたら、コピーがいいのか、ロゴがいいのかメモする。
・興味がない人に欲求を持たせられる要素を発見できれば、ネタはどんな人にも喜ばれる企画に大化けする可能性あり
・アイデアは考えたいテーマとネタおよびその構成要素の組み合わせで作っていく。質より量。例えばそのネタを欲しいと思う理由を掛け合わせる
・エクセルにネタをコピーし、テーマと掛け合わせてアイデア出しに使う。有力ネタは色つけする。記録保存が推奨される。
・ネタをもとにうまく欲求を飛躍させることが重要
・全ての企画は人間の欲求を満たすものであり、ネタ帳から材料を引っ張り出し、楽しみながらどんどんかけあわせるということ
・掛け合わせるネタはえらばない。距離がある方が良いものがうまれやすい。
・いいアイデアの選び方は
企画のイメージがスルッと湧くもの
自分が欲しいと思うもの
他人に欲しいか聞いて、反応速度で判断
・2割賛成で十分、5割に到れば大ヒットの可能性
・アイデアを実現につなげていく際には、誰に、何を、いくらでというフレームワークで検証する。バリュープロポジションを含んでいる概念。
・企画の大トンガリ、ユーザーに刺す最初に伝えたい価値は1つに絞り、小トンガリ、ユーザーが使用後に気づき人に伝えたくなる価値は隠しておくこと。
・自分が絶対やりたい、利用したいという熱量があることが重要。
・ボツ企画もネタやノウハウとして蓄積する。
・フツーの人が感じた強い欲求には、他の多くのフツーの人に幸せと価値を提供できる要素があるはず。庶民感覚を持ち続けること。
Posted by ブクログ
企画の作り方について、ネタ出しから実行までを一通り丁寧に書かれている。えっこれバラしていいの?っていうレベルの詳しさだ。
通り一遍の形式的なものではなく血の通ったノウハウである。
しかしながら、著者がこの本で示しているのは、あくまでもやり方(メモ技)であって、企画が盗まれるわけじゃない。
これを行う人の好みや思考、欲求により千差万別な企画がでるのだろう。
この本を読んだ人から、どんな企画が出るのか、楽しんでいそうな著者の姿勢が読んでいて心地よい。
面白かった。
Posted by ブクログ
企画を考える際の考え方の例などが紹介されている本。
最近アイデアを出す際に自分の中の引き出しが少ないと感じることが多いので、本に出てきた新しいネタをメモするネタ帳はぜひ取り入れてみたいと思った。
ちなみにネタ帳にメモすべきなのは、「新しいものごと」「変わっているものごと」「なんだか面白そうなものごと」ではなく、自分の欲求を動かす「欲しいと思うものごと」だけで始めやすいというのになるほどと思った。
Posted by ブクログ
自分でほしいと思ったものをメモすること
決して特殊な人である必要はなく、むしろ庶民的な感覚を持つ人であるほど、ほしいと思ったものが多くの人に刺さる可能性を秘めている
企画に親近感の湧く本
大学のゼミで商品を提案する課題がありこの本を購入させていただきました。書いてあったアイディアを出すコツは自分のものにするまで少し時間がかかりそうでしたが、習得したら絶対に良いアイディアマンになりそうです。また、アイディアを考える初心者が陥りそうな注意点を教えてくれるため軌道修正しながらアイディアを考えることができそうです。
Posted by ブクログ
売れそうな企画、人が集まりそうな企画ばかり考えようとしていたが、それはいけなかったんだと思った。大事なのは、自分が欲しいか、参加したいかどうか。
仕事で企画をすることも多いので、まずは欲しいものネタ帳を始めてみようと思う。
Posted by ブクログ
様々なヒット商品を生み出してきた著者のメモの技術。
本を読んで何事も大切なことは同じだと感じた。
大切なのは自分の欲求に素直になって、心から欲しているものをメモすること。そして、どういうアウトプットをするか意識することでメモをする内容もきまってくるし、頭に浮かんだことを忘れないように思いついた時にまめにメモをすることが大切なのだ。
Posted by ブクログ
∞プチプチを開発した著者が企画に困ることのないメモの技術について自身の経験やモデルケースなどを通して解説した一冊。
ネタ集めのツールやかけ合わせでアイデアを生み出す方法など数々のアイデアを生み出してきた著者ならではの発想で誰でも簡単にアイデアを生み出すコツを学ぶ事ができました。
また、そのアイデアを実現するための三角形メモを作って、「何を」「誰に」「いくらで」という3つを具体的にすることや大トンガリと小トンガリを作ることなどアイデアを商品に近づけるためのポイントも学ぶ事ができました。
自分の欲求を満たすことが大事であり、ボツになるアイデアも大事にすることやいろいろなことに興味を持つことなど企画を生み出すために必要な意識や知識を知る事ができました。
企画を生み出すことの難しさを楽しさに変えて様々なことを発想してその中から世にないワクワクする新しい商品を生み出すためのコツを本書で学ぶことのできた一冊だと感じました。