あらすじ
憲法改正、領土問題、歴史認識問題はなぜ、こんなにも軋轢を招くのか。アメリカで教える気鋭の社会学者が比較文化の視点から、日本の「敗戦の文化」を考察する。私たちが家族、学校、メディアをとおして触れる戦時の物語は多様だ――戦場で英雄だった祖父、加害の体験を話さずに逝った父、トラウマを解消できない被害者たち。それらの記憶は、史実に照らして見直されることなく共存し、家族内では、調和が最優先される語りが主観的に選び取られる。高校の歴史教科書・歴史漫画の分析からは、なぜ若い世代が自国に自信をもてないか、その理由が見えてくる。そしてメディアは、記憶に政治色をつけながら、それぞれ違う物語を映し出す。戦後70年を過ぎた今、不透明な過去に光を当て、問題の核心に迫る。
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Posted by ブクログ
読みにくい。関心あるテーマなんだけど、気乗りしない文章なのか、なかなか読み進められなかった。
最初の方は飛ばし読み。
個人史と家族史、新聞などメディアでの表現、教科書での歴史問題の書き方といった、様々な媒体での文化的トラウマ・記憶の伝達のあり方と内容は興味深い。
政治的パフォーマンス。
アジア諸国・南大洋州の国々への加害行為と、加害に対する反省。
国家は信用できない。信頼なんてなお一層不可能。
政治家・国家が暴走しないようにするための憲法を、タガが外れているような、ご都合主義の政治家ぎそれを改変しようとする。
この書籍が書かれた時より、一層世界的紛争・戦争が引き起こされ、被害者が増える一方の今。
でも、そんな環境下でも、この本は読みにくかったな。。敗戦の文化とは…。