あらすじ
「古傷が痛むと雨」は“迷信"でも“気のせい"でもありません。
気温・湿度・気圧などの変化に、自律神経は大きく影響を受けています。
予約の取れないカリスマ鍼灸師が、自宅でできる解消法をアドバイス。
市販薬や日々の食べ物、入浴方法、ペットボトルを使ったお手軽温灸などで、症状がみるみる改善します。
さらに、生活習慣をちょっと見直すだけで、自律神経が整い、天気に揺さぶられない体が作れます。
坂本美雨さん推薦!
「お天気とカラダは、確かにつながっている。
先生のおかげでお天気痛から解放されました! 」
本書の内容より
●雨の日の嫌な痛みを防いでくれる意外な市販薬
●梅雨時のむくみやだるさを軽くする身近な食材
●夏の過ごし方で決まる、次の冬の冷え症レベル
●台風の日の耳鳴りやめまいが速攻で和らぐツボ
●コンビニのお茶系飲料で風邪を食い止める方法
●原因不明のかゆみ対策は風呂上がり10分が勝負 など
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
天候の変化で体調が変わる。台風が近づいたり気圧の変化によって頭痛がひどくなったりする人がまわりに多く見られるので何か改善のヒントがあればと思って読んでみた。ヨーロッパ、特にドイツでは体調予報があるんですね。内耳の過敏さが原因であるならばめまいや乗り物酔いの薬や五苓散などの漢方が効くということ。苓桂朮甘湯、半夏白朮天麻湯、呉茱萸湯なども。前兆が現れたらすぐ自分に合うものを服用する。ほどほどに。自律神経を安定させる。夏バテしやすいわたしには冷たいものを取り過ぎない。豆類。しっかり入浴。覚えておこう。
Posted by ブクログ
・ペットボトル温灸 1/3 水道水、 2/3 沸騰直前のお湯
ツボに押し当て3-5秒、アチっとなったら離す を3-5回繰り返す
ツボ: れいだ(足の人差し指の爪の下あたり)
: 完骨(耳の後ろのグリグリした骨)
・酔い止めの薬(内耳に作用するものを選ぶ)、五苓散
気圧の上がり始め、下がり始めのタイミングを捉えて頓服
・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
柴苓湯(さいれいとう)
越婢加朮湯( えっぴかじゅつとう)
・湿邪はゆっくり深く体を蝕む
表皮細胞に含まれるTRPV4というタンパク質が湿度を感知するセンサーの役割を果たしているのではないか」という仮説(資生堂 傳田光博氏)
・ガソリンとバリアを補強すれば、気象病は軽くなる
Posted by ブクログ
天候が自律神経に影響を与えることを説いた一冊。
自分も自律神経によって体調の変動を感じる性質なので、よく理解できた。
そして天候を意識して体調を整えることの必要性を実感した。
Posted by ブクログ
季節によっての身体・肌・心の不調があることを詳しく知ることが出来ました。季節によっての不調が少しでも少なくなり快適に過ごせるように出来ることから養生生活をしていきたいです!
Posted by ブクログ
鍼灸師でペットボトル温灸の提唱者でもある著者が
気象を切り口に養生法を伝授してくれる。
不調を治すには日頃の生活習慣が大切です。とはいえ、今そこにある不調をなんとかすることができなければたいへん困るわけです。ですので本書では対症療法的な方法をまずお教えすることにしました。(p8~9)
まず、この構成に感動した。
独りよがりではなく
患者の幸せを第一に考えている様子が伺える。
その実現のために
著者が日々研鑽を積んでいる様子が
本文中にも見え敬服する。
後半には生活習慣改善のための
養生法が紹介されている。
そこでは
やり始めるまでが大変だけどやったらたいしたことはない
劇的な変化はないが確実に心と体がかわる
と、こえかけをしている。
初心者の心境を踏まえた上で
先の道筋を提示し
はじめの一歩を踏み出しやすくする
配慮が見えて感心した。
ヘルスケア産業に身を置く人
家族や身近な人の健康に携わる人にとって
著者の姿勢は大いに触発されるものではないかと感じた。