あらすじ
「Facebookメッセンジャー」や「LINE」などメッセージングサービスのプラットフォーム化戦略と、ディープラーニングなど機械学習による人工知能(AI)の進化により、今後爆発的に普及すると言われる「チャットボット(Chatbot)」。チャットボットで実現が予想されることは幅広く、サポート業務の自動化や、航空機チケット販売やピザの注文などといった通販の自動化のような「人の代替」はもちろんですが、Webの動線がモバイルアプリ経由からチャット経由ぶ置き換わる可能性をも秘めています。
本書では、現在のチャットボットブームを解説すると共に、チャットボットの普及によってこれから訪れるであろうWebの変化やビジネス展開などについて、事例を交えて詳しく動向を解説します。
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Posted by ブクログ
決められたキーワードと回答文言をDB上でマッチングさせてテキストや音声で自動返答する「人工無脳」。MicrosoftによるLINEの女子高生bot「りんな」など。日本語の表記の揺れや音声の聴きとりはなかなか難しい、とはいえあっという間にこの時代になりそう。UIUXデザインではなく、会話のコミュニケーションデザイン力が新たに必要になる、という意識を持たせてくれた。
Posted by ブクログ
今読まないと意味がない本だけど、結構きちんと書いてあるのでリファレンスにいいと思う。最後の章とかちょっとだれるけどね。面白いです。読みやすいし。
Posted by ブクログ
検索、ソーシャルメディアに続く、人の新しい情報へのUIとして進化をするチャットボットについて、黎明期であるものの国内外の既存サービスやその将来構想を深く分析しつつ、事の本質について解説されている良書。ビッグジャイアント企業たちが如何にデータを集めるために努力しているか。そのゴールのために様々な関連サービスを無償で提供する事でチャットボット改善のためのインプットデータにしているという分析にも納得。
個人的には、検索やソーシャルメディアに潜む不便さを不便と感じない事も最近多く、日々ユーザビリティに疑問を持つ事の大切さを改めて感じたのは著者が若い方だからだけではないはず。