【感想・ネタバレ】美女と賢者と魔人の剣(1)のレビュー

片遊佐牽太 / 六時

[ブクログ · ★★★★☆]

「第三回なろうコン受賞作品」という帯とあらすじに惹かれて手にとってみたラノベですね。

異世界転移モノのテンプレ作品ではあるのですが、「チート能力でいきなり最強」とかではなく順序を追って主人公が成長していく話です。

一応、チートに近いような能力を主人公が持ってはいるのですが、現れる敵がどいつもこいつも異常なほど強いのであんまりチートって感じはしません。一つ間違えると殺されるレベルの戦闘シーンが絶えず繰り広げられます。

主人公はもとリーマンで、他のなろう系小説でよく見られる中高生の転移者と違い、それなりの良識とコミュニケーション能力を持っているので感情移入がしやすかったです。

[かーぼー · ★★★☆☆]

まぁまぁだけど普通？

転生ではなく転移して若干有利なチートがあるけど、大した強さじゃないのに、何故かパッとしないサラリーマンがいつの間にやら偉そうな戦士っぽくなってるのが凄く違和感を感じる。
悪くはないんだけど、読んでいて楽しさに惹き込まれることもなく、あまり良さを感じられない定番の転移モノって感じがした。
よく言えば普通だし、悪く言えば寄せ集めとも言えるような気もするけど、戦ってばかりであまり高評価を付けられる作品ではなかったです。