あらすじ
美人の姉に許嫁を奪われ、国の王太子妃選びのパーティに参加させられた辺境伯令嬢のフィオリは、夜の庭園で出会った傲慢男となぜか一夜を共にしてしまう。その男こそ王太子のシストだった。常に強引なシストに振り回されるようになったフィオリだが、コンプレックスの赤髪を綺麗だと褒められたり、お前に似合うからと豪華なドレスを贈られたり―。気づけば失恋の痛みも癒えシストの事ばかりを考えていると、偶然、彼の目的が姉だと知って!?
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Posted by ブクログ
婚約直前に姉に許嫁を奪われ、しかも姉の代わりに王太子妃選びのサロンの出席させられる。
あのタイミングで泣いてバルドが好きだったのと言っちゃう姉も姉ですし、バルドの方もほんとは貴女が好きだったって、それはないなぁ。フィオリが不憫でした。
自暴自棄になってもしかたないでしょ、これはって感じ。
王宮に行ったら行ったで、シストに振り回されちゃって、まあシストの言動から好きな子を苛めたくなるという中坊行動だとは思いましたけど、もうちょっと愛の言葉をかけてあげてもよかったのになぁって思いました。
あと残念なのが、ラストが姉の結婚式のところで終わってること。
どうせなら、フィオリとシストの結婚式で終わって欲しかった。
きれいに着飾ったフィオリに対して、意地悪していた貴族令嬢たちが、悔しそうにしてるシーンが欲しかったです。