あらすじ
マサミチは、団地に住む小学生。学校では目立たない少年だけれど、クラスのみんながハマってるファミコンに、やっぱり夢中。友だちの家だけじゃなくって、自分ちのテレビでファミコンをやりたい…でも、親にはなかなか言いだせない。そんなある日、お母さんがこっそりゲーム機を手に入れようとしているのを知るのだけれど…。
ファミコンをめぐる、「昭和な」ボクらの、純情物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
欲しいものが手に入らないもどかしさ。だけど、それを欲しいと主張しきれない環境。マサミチの切なさが、8bit風のリズムに乗って、今にも聞こえてきそうです。世代でも世代でなくても、しっかり楽しめる作品。
Posted by ブクログ
ずーっと昔の話ですが、脚本家の方が書いた小説を読んであまりの文章の下手さにもの凄くがっかりした事があって……読んでみたいなと思いつつなかなか手が出せなかった一冊。
岐部さんは脚本家とは違うんでしょうし、キャラ的にも好きなんですが。
実際に読んでみて、失礼ながら思っていたよりもちゃんと文章になっていてほっとしました(本当に失礼しました)
これは三十代から四十代の方にはドンピシャな作品ですね。小学校の友達とのやりとりなどあるあるがたくさん詰まってます。
欲しい物をなかなか買ってもらえなかったり、先生に理不尽に怒られたり。
懐かしい気持ちに浸れる一冊です。