あらすじ
サッカーを通じて40万人の子どもに奇跡を起こした「子育ての賢者」が、テレビ、新聞、雑誌などで大反響の「体罰」に代わる指導方法を教えます。
ご家庭で、学校で、さまざまな指導、教育の現場で、今こそ変わるための必読の1冊!
親の言ったとおりにやらない子どもや、ぐずぐずしたり、だらだらしたりと、言うことをきかない子どもを前にすると、つい「早くしなさい! 」「何をしているの!?」と怒鳴っていませんか?
イライラして「早く食べなさい」「これをやりなさい」と叱ってしまうことは、指示命令や言い聞かせで、子どもを動かしているということ。
でも、そうやって世話を焼かれた子どもが、果たして「自立」した大人に育つでしょうか?
自発的に取り組み、自分で考える子どもに育つでしょうか?
「叱る」には怖い副作用がいろいろありますが、最たるものは、言ってきかなければ、「げんこつ」に変わる場合もあるということです。
また、「叱られてばかりいる子」は、親や指導者の「想定内」までしか伸びません。大人が心がけなければならないのは、思い通りにさせることではなく、「どうしたらいいと思う?」という問いかけです。問いかけることによって、子どもは自分で考え始めます。自分の頭で考え、動いた経験だけが、子どもの自立への蓄えになるのです。
「問いかけ」は、子どもと大人の知恵比べです。「これでいいのかな?」「どうしたらいいと思う?」という、いろいろな「問いかけ」を、本書で見つけてください。きっと子どもは、大きく変わっていくでしょう。そして大人も、いつの間にか「怒らない大人」へと変わっていると思います。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
勝ちたい大人はどうしても子ども達に指示をする。
一時の勝利の美酒と引き替えに
子どもの豊かな未来と自由を奪っていませんか?
この本を読んで、
日本がなかなか自分のサッカーができないのも
こうしたことが一つの要因になっているのかもしれません。
小さい頃の失敗や成功、経験が
これからの成長へ大きく影響してきます。
そしてその影響は親の教育、育成が大きく関係しています。
メッシが生まれる国へ。
無個性で規格内ではなく、
規格を越えた「想定外」の人々が多く育つ国へ。
「叱らず、問いかける」育児が糸口になると
この本を読んで強く感じました。
「自分で考える」子育てをしたい人々必読です!