【感想・ネタバレ】夫婦で歩んだ不妊治療 あきらめなかった4年間のレビュー

あらすじ

流産して知った、妻の気持ち。
絶対に産むと決めていた、夫の子ども。
矢沢心・魔裟斗夫妻が、自らの経験とともに語る
これから治療に臨む人へ伝えたい想い
4年にわたる山あり谷ありの不妊治療を夫婦で乗り越え、
2児の母となった女優・矢沢心さんと、
夫で格闘家・タレントの魔裟斗さんが
自らの経験を語りながら、これから治療を始める人、
現在治療中の人にエールを送ります。

治療を進めるなかで孤独感や不安を抱えることも多い不妊治療。
でも、夫婦で静かに寄り添い合い、気持ちを共有することで
乗り越えられた経験があるからこそ、同じ立場にいる人を応援したい。
そんな二人の想いがこもった1冊です。
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「私たち夫婦は、不妊治療に一縷の望みをかけ、共に歩んできました。
出口の見えないトンネルを、長い間さまよっていました。
今振り返ると、こうして無事子どもを授かることができたのは、
奇跡のような道のりだったと感じます。

今も、授からなくて悩んでいる人はたくさんおられると思います。
そんな人たちに、不妊治療へ臨むことに抵抗や不安を感じて、
足踏みするようなことはしてほしくありません。
勇気を持って、前へ一歩、踏み出してほしいのです。」
(「あとがき」より抜粋)
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Posted by ブクログ

矢沢心・魔裟斗夫妻の出会いから不妊治療、二児の親になるまでが
綴られたエッセイです。

心さん側からと魔裟斗さん側から、それぞれの思いが書かれています。
フォントも大きくて、読みやすい文章です。

とても読みやすいのですが、穏やかな文章故に不妊治療の過酷さが伝わりにくい面もあり、これから不妊治療を考えていらっしゃる方にはメンタル面では参考になっても内容的にはやや物足りないかも知れません。

私自身が習慣流産の経験者で、病院の転院、長きに渡る通院治療、全治胎盤での帝王切開、低体重児出産と大変な思いをした事もあり、読んでいてサクッとした印象を受けました。

ただ未だ男性側は治療に後ろ向きの人が多い現実があるので、出来ればこの本は男性の方々に読んで頂きたいと思います。
夫の理解や協力、思い遣りがある事で、妻側の負担は大きく和らぐ事になると思います。

素敵なご夫婦で愛情深さを感じる1冊でした。

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2023年02月11日

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