あらすじ
俳句とお弁当。この二つは一見何の関わりもないものに思えるけれど、共通点がある。それはどちらも人の心に寄り添ってくれるということ。辛い時にはその人をなぐさめるように、楽しい時にはその人を祝うかのように、そっと傍らに在ってくれる――。社内恋愛騒動に巻き込まれ、傷心の三崎佳奈が東京深川でふらりと立ち寄ったのは、細い路地の奥にある小さなお弁当処、『芭蕉庵』。心に寄り添った、美しい俳句と美味しいお弁当を提供してくれるこのお店には、今日も俳句をたしなむ町の人々が集まってくる。心を癒す詠み人の集いに、あなたも触れてみませんか?
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Posted by ブクログ
かつて自分の住む千住の地から、芭蕉と同じ道を辿って奥の細道を旅したい、と思ったことがあったけど、、それを思い出しながら、やっちゃばや大橋を越えて、芭蕉像を横切って、青空の下で読みました。お弁当代もらわないで一句読めばOKとかどう考えても無理でしょとか突っ込みどころ満載ではありますがこんな芭蕉庵が近くにあるなら私も通いたい!お腹が空いてくる、春から初夏にかけて読むにはピッタリ、軽く読める小説でした。
Posted by ブクログ
諸事情で引っ越した土地での、弁当屋さんの出会い。
芭蕉大好き、な人が出てくるので、若干芭蕉に強くなれます。
店がお弁当屋さんなので、出てくる料理も美味しそうで
空腹時に読むと危険な感じです。
弁当を作っている人がほんわかで、柔らかそうな…と思っていたら
何だか背後が?? な現実が。
立ち直ってくれたりするのはいいのですが
結局、家の方は大丈夫なのかと突っ込みたい最後でした。
始まりが、別の小説の出会いに似てますが
方向は別物でした。