【感想・ネタバレ】おっちゃん冒険者の千夜一夜1のレビュー

金暮銀 / 戯々

とある街でギルドの依頼を受けて暮らす、しがない中年冒険者“おっちゃん”。だがその正体は、実はダンジョンのモンスター『シェイプ・シフター』。彼は特技の変身能力を利用し、第二の人生は平穏な人間の街で、気楽に暮らすことにしたのだった。 ギルドの美人受付嬢アリサなどとも知り合い、望み通りの生活をゲットできたのも束の間、生来お人好しな彼は、つい情に流され、多彩なトラブルに首を突っ込むはめに。 だがそのたびに、おっちゃんは得意の変身と「モンスター業界」で培った経験＆知恵を駆使し、事件を次々解決に導いていく。 ユーモラスな語り口と痛快な“おっちゃん”の活躍ぶりで、「小説家になろう」上にて圧倒的人気！ さらに「HJネット小説大賞」大賞にも輝いた個性あふれるファンタジー冒険譚が、いよいよ書籍化！

[ブクログ · ★★★★☆]

めちゃ面白かった！これはヤバイ、良すぎる。
今まで、おっさんものというと、辺境の老騎士（これはおっちゃんではなく、おじいちゃんだが）や、ワールドティーチャーのライオスとか、じい様が行くとか、大好きだったんだが、この「陰の実力者」的なおっちゃんてたまりませんな。訳ありの訳っぷりもまた、とってもナチュラルだし。若い（もしくは幼児）無双もいいが、年寄りや中年無双物、上記以のちょっと年齢が若目で３０代ぐらいの佐々木とぴーちゃんとか、とんスキの主人とか、ゆうてもリムルやルディもそこそこの年齢やし。なんといっても、ダンジョン経営の設定が素晴らしい。これこそラノベの醍醐味。おっちゃん、アツいわ〜。惚れますね、これは。
古本屋の激安棚で目について、回収してきましたが、
あまりに面白いので、既刊２、３も即購入。
挿絵の”おっちゃん”もとても可愛くて推すしかない。