あらすじ
「今から100万円の価値がある話をしよう」
~筑波大学の先生が教える、社会人も学生もトクをする真の教養~
◎「テレビCM」に潜む危ない企業の見分け方(→72ページ)
◎「証券会社」が勧めた株を絶対買ってはいけない理由(→117ページ)
◎「投資信託のリスク」は小学生でも分かる(→30ページ)
◎Amazonレビューから「先見力のある・なし」がわかる(→47ページ)
◎AIやロボットに代替されない能力とは?(→208ページ)
◎ブラック企業経営者がよく口にする言葉とは?(→197ページ)
◎大多数の人が知らない「自然エネルギーの裏事情」(→93ページ)
★「はじめに」より★
お金を稼ぎたいと思ったとき、多くの人はどうすれば成功するかを考えます。
そのため、こうすれば成功すると語るビジネス書に手が伸びがちです。
けれども、絶対成功するビジネスを予測することは不可能です。
うまくいくことが誰の目にも明らかなものには、多くの人が殺到します。
そのため競争が激しくなり、利益が薄くなるのです。
一方、絶対に失敗するビジネスを予測するのは、比較的簡単です。
多くの人が成功すると信じているものが必ず失敗すると気づいたとき、その情報格差を使って大きな利益を上げることができることはあまり知られていません。
本書は、個人の損得に大きくかかわるウソについて集中的に取り上げています。
個人が騙されて大損をするかもしれない話や、逆に社会で信じられているウソに気づくことで大きな利益を得られる話を紹介していきます。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
小学校二年生で、「共産主義はうまくいかない」ことを理解した著者は面白い。
印象に残ったところ
・マキャベリの言葉
民衆は賢明ではない。しかし、自分の損益に関する事については、民衆は見抜く力がある。
・テレビCMを打っている企業の中で、危ない企業を見抜く
労働集約型産業:CMを打って人が集まっても、人件費がかかる(例:NOVA)
資本集約型産業:投資によって製造単価が下げられるもの
CMを打つ経済的合理性があるのは資本集約型産業
・紹介図書
「学問とは何か?」「学者のウソ」「自由論」「経済人の終わり」
Posted by ブクログ
テレビCMは、資本集約型の企業に適している。労働集約型は、相性がよくない。
自然エネルギーはエネルギー密度が低い。太陽光や風力は水力の5倍の土地が必要。太陽光パネルは10年以上たつと発電力が1/10に落ちる。
研究不正はばれないと思っている人が多い。研究を数だけで評価する風潮が浸透した。
政治色が強い会社はよくない。
TOEIC800点以上ならはじかれない。学歴や資格は嘘を付けない。
看護師、介護福祉士、保育士の仕事は代替しにくい。
外科医は不足し、眼科皮膚科は増える。女医が増えたから。
リベラルアーツには、騙されないための知識という含意がある。
自分に話しかけてくる人の9割は嘘である。自分から話しかければ相手の9割は善人である。善人が9割いるが、話しかけてくるのは嘘つきばかり。