あらすじ
●運動をすると頭は本当によくなるのか?
さまざまな業界の一流と呼ばれる人々が、
「運動をしている」と知られるようになりました。
「文武両道」「健全な体に健全な精神が宿る」と言われ、
体づくりと頭のよさは関係しているような気もします。
筋肉を使うと刺激が入力され、脳がしっかり目覚める。
練習で「つらいことに耐える精神」が鍛えられる。
しかし、これを聞いても「運動すれば頭がよくなる」と
納得するには物足りない感じがします。
そこで、本書では、運動と脳の関係を
医学的、科学的事実からご紹介しつつ、
実践的な方法をお話ししています。
●いつもの動作を変えるだけで
“脳が冴える”ミトコンドリアが増える!
本書でご紹介する運動をすると、
「脳のエネルギーを持続的に生み出す“ミトコンドリア”が増える」
「自律神経が整い、心と体が健康になる」
「認知機能が高まり、知的作業の能力が上がる」ので、
「思考力」「学習能力」「集中力」「心の状態」
「モチベーション」「コミュニケーション力」……など
多くの能力が高まります。
脳にいい運動とは、
いつもの動作をちょっと変えるだけで実行可能です。
●「時間がない」「運動が苦手」な人もあきらめなくていい!
スローで軽い運動をするだけ!
著者の職業である作業療法士の仕事は、
自分の「やりたいこと」ができなくなってしまった人に対して、
それらを再びできるように「脳を治療する」ことです。
この治療法は、日常生活で
脳の働きを向上させることにそのまま応用できます。
脳にいい運動を行なうときに気をつけることは3つ。
「姿勢を正す」「ゆっくり動く」「ゆっくりと速い動きを繰り返す」
「運動が苦手」「忙しくて時間がない」
という人もあきらめないでください。
これから始めていけばいいのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すぐ行動に移せるhowto本
howto本の体裁を取っているが、意外と理論派
しかし、論理の流れが甘いのが残念
参考文献がいっさい掲載されてないのはもっと残念
Posted by ブクログ
脳と運動について学びたかったので、この本を読んでみました。
これまで、睡眠、運動、心理学など、読んできた本で学んだ内容と重複する事項が多く、自分としては良い復習となったと思います。
以下、印象に残った事項です。
・夕方体を動かして体温を上げて、夜に強い眠気がきて眠り、深い睡眠で成長ホルモンが増えて、朝方コルチゾールが適量になり、昼間の脳の神経に栄養が行き届く。
・神経の栄養であるBDNFの存在を介して、運動によって脳を鍛える。
・姿勢を正す、肛門を締める。
・ゆっくり動く。持ち上げる時だけでなく、下ろす時もゆっくりにする。
・5分ごとに速い運動とゆっくりの運動を交互に行う。
・鼻呼吸で寝る
・足首を温めて寝る。→レッグウォーマーが有効
・マイクロサッケード…気になるものが多くなる
マイクロスリープ…ちょっとしたミスが起こる
アクションスリープ…ヒヤリハットレベルのミスが起きる
→マイクロサッケード、マイクロスリープの段階で、休憩がとれるとよい。
・仮眠は30分まで、1分間目をつぶるだけで良い。
・焦点視…情報収集モード→多くなっている。
・周辺視…まとめモード→ぼーっとしたような感じ
・休憩…情報収集モード→まとめモードにモードチェンジする。
・やらなきゃ、ではなく、やる。
→〜をやると言うと、行動できる。
・なかなか始められないことがあったら、ちょっとだけ手をつけて、作業を連続させたところで区切る。
帰宅したらまず机に座ってちょっとだけ手をつけてから休んでみる。