【感想・ネタバレ】鷹の王とシンデレラのレビュー

あらすじ

傲岸不遜な国王が選んだ花嫁は、地味でお堅い本の虫。

ロンドンにあるカファラー王国の大使館で働くジェーンは、美しく派手な双子の妹と常に比較されつつ、堅実に生きてきた。その妹が多額の借金をつくったとわかり窮地に陥ったとき、国王ザイードが突然現れて、驚くべきことを申し出る。「遺産相続のために妻が必要だ。そして君は完璧な候補者だ」しかも彼女を選んだ理由は、女性として魅力がないので惹かれず、用済みになればすぐに手放せる便宜結婚相手として適任だからと。ジェーンはあまりの屈辱に震えるが、抗うことはできなかった。新婚初夜、彼女は思いがけず夫の秘密を知ることになり……。

■傲慢ながらも魅力的なヒーローを描くことに定評があるシャロン・ケンドリックらしいロイヤル・ロマンスをお届けします。尊大な国王の知られざる一面に心を奪われてしまったヒロインは……?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

興味深く読みました。

ヒーローの生い立ちに何か悲惨なものがあり、トラウマとなり現在の頑なさ―愛を信じようとしないとか、他人を信頼しない―など、人格形成に深刻かつ重大な影響を及ぼしているというパターンはハーレクインにはよく見られる話形です。
このお話も」その一つ。
一見、地味で冴えない歴史研究者であるヒロイン、彼女ならば「契約結婚」には打ってつけの相手だと見込んだ砂漠の王様の予期せぬ恋を描いた作品。
王様の頑なな心を一瞬で奪ったヒロインは実は冴えないどころか、魅力的で内に情熱を秘めた女性です。
彼女が持ち前の粘り強さと優しさ、知性でヒーローの心の壁を崩してゆく過程が丁寧に描かれていました。

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2018年03月13日

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