【感想・ネタバレ】名香智子コレクション 9 孔雀草のレビュー

名香智子

金と容姿に恵まれた製菓会社の御曹子・金森精四郎。社会人となってからも女遊びにばかり精を出す彼にある日、見合い話が舞い込む。その相手・神回葵の気品ある美しさに魅かれ、結婚することとなるのだが、間もなく精四郎の悪い癖が顔を出し始め……！ 表題作の「孔雀草」ほか、「藪椿」「霞網」「女郎花月」の４作品を収録。 2003年に文庫化され、人気を博した同名タイトルが、新カバーイラストに美麗なカラー口絵付きで、装いも新たに生まれ変わりました。

[ライム味 · ★★★★☆]

最後が怖い

霞網：ちょっと男に弱くてだらしないのに性格が悪くない、というキャラはこの作品集では珍しい。この明るさが無かったら重すぎる。
女郎花月：この話のラストのどんでん返しが怖い。子供からすれば・・。