あらすじ
【新・教養の大陸シリーズ】第3弾!
人はなぜ働くのか――
もっとも基本的な問いかけに
真正面から答える本多静六博士の名著。
蓄財の達人・本多静六博士が生前につかんだ
「富の悟りの神髄」が明かされます。
〇人はなぜ働くのか、「努力即幸福」論!
〇「蓄財の達人」が説く「蓄財の秘訣」!
〇生涯現役にぴったりの本多式健康法!
■■ 著者について ■■
本多静六(ほんだ・せいろく)
1866~1952年、埼玉県生まれ。日本初の林学博士、造園家。日本の「公園の父」と称される。東京山林学校(現・東京大学農学部)を卒業後、ドイツへ留学、ミュンヘン大学などで学び、経済学ドクトルを取得。帰国後、全国各地の植林・造園を計画し、実地指導。一介の大学教授でありながら納税番付で一位になるなど、蓄財の達人としても知られ、370冊を超える著作がある。
目次
第1章 人間は働くことで宇宙の創造進化に寄与する
第2章 幸福の本質は努力と進歩にある――幸福の六要素
第3章 処世の秘訣――人生を幸福にする基本中の基本
第4章 学生・青年に贈る成功の法則
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Posted by ブクログ
努力論、幸福論、仕事論に関する王道中の王道本。
本書を代表する名言「人生即努力、努力即幸福」や「職業の道楽化」など、一つ一つの言葉に重みがある。
特に「職業の道楽化」については、正直最初は”道楽”という言葉選びに多少違和感を感じたが、そこには生涯現役で働き続けるための処世訓がつまっていると思う。
巻末「教養の大陸」編集部による解説も必読ポイント。
Posted by ブクログ
4分の1倹約方で、有名な本多博士。青年だけでなく、自分の人生を振り返るという目的でも、シルバー世代も死ぬ前までには一度読んで、来世に向けて参考にするのもいいかも
Posted by ブクログ
本多静六の本を、手当たり次第買った中にあった一冊。
前回読んだ、『成功するために必要なシンプルな話をしよう』と重複した内容が多かった。
人生計画の大家である本多静六であるが、初めから計画的な人生を歩んだわけではない。ドイツ留学から帰国して以来、計画的・科学的な人生を模索した氏であるから、留学まではその都度、人生の選択をしながら、だんだんと高みへ登っていったのだ。
本多静六の人生は、明治維新から第二次大戦までの期間とすっぽり重なる。
15〜16歳までは百姓をしていたが学問がやりたくなり、大学まで進学する。さらに、大学在籍中に留学がしたくなり、学問を究めることになる。
まずは低い目標を立てて、その目標達成に全力を注ぐ。それを重ねていくとだんだん高い目標に進むことができる。