あらすじ
誰にも予想できない、そして誰でも防ぐことが出来ない、
救急事態。いざというときに、九死に一生を得るのは、修羅場をくぐり抜けてきた腕利きのドクターだけが知っている、スペシャルな知識。
なぜ、救急車はたらい回しされるのか?
救急車を呼ぶべきか?自力で病院に行くべきか?
夜間&休日の診療は“間に合わせ”?
子供や高齢者は、受け入れ拒否の可能性が高い?・・・
救急医療の一助になるために、借金してまで日本初の個人救急病院を作った医学会の異端児が初めて教えてくれた、土壇場で命拾いするための知られざる真実77。
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Posted by ブクログ
救急現場は慌ただしい。面倒なことは回避したいという一種のアレルギー反応のようなものがある。電話越しに怒鳴り散らす相手。自殺未遂、精神疾患、薬物中毒、泥酔、小児、妊婦、人工透析患者などはまず忌避される。病院には患者のブラックリストがあり、住所、名前を告げただけで拒否されることも。救急告示医療機関は、ベッド満床、専門外、処置困難、病棟急変、手術中以外、正当な理由なしに患者の受け入れを断ってはならない。が、どこまで本当なのか確かめる術はない。しかと弁えて行動する必要がある。