【感想・ネタバレ】死者と先祖の話のレビュー

あらすじ

都市化や延命長寿化がすすみ、人々と宗教との関わり方、寺院や墓のあり方が激変する時代、死を棚上げしたまま、無葬無墓・寺院消滅・脱宗教等の社会現象だけが肥大化してきている。日本人は死をどのように受け止めて、死者はどう供養され、先祖たちはどのように祀られてきたのか。そしていま、みずからや家族の死を、私たちはどのような形で迎えたらよいのか――。柳田国男『先祖の話』と折口信夫『死者の書』という、戦時下に著された二つの書をてがかりに、鎮魂・供養・往生・看取り等から、日本古来の信仰や死生観を見つめ直す。


第一章 戦後と東北
第二章 英霊と鎮魂
第三章 供養と骨
第四章 折口と柳田
第五章 往生と看取り
第六章 死と生

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

山折哲雄 著「死者と先祖の話」、2017.12発行。かなり私には難しい話でした。何%理解できたことか・・・。この社会はいつの間にか、死後離婚や家族葬、樹木葬、散骨葬などの言葉が飛び交うように。死者が見えない、先祖が見えない、他者だけが見える。この本は、死者、先祖をこの手に取り戻すために書かれたそうです。戦後と東北、英霊と鎮魂、供養と骨、折口と柳田、往生と看取り、死と生の6つの章立てです。

0
2020年01月16日

「学術・語学」ランキング