【感想・ネタバレ】雨降りだからミステリーでも勉強しようのレビュー

あらすじ

雑誌のミステリー紹介コラム「フラグランテ・デリクト」と、監修を担当した海外推理小説のシリーズの作品解説を集めた「クライム・クラブ」の2つをまとめた1950~60年代にかけての欧米のミステリーブックガイド。J・Jにしか成しえない圧倒的な情報が詰まった一冊であり、独特の語り口は、今をもってなお新鮮である。また、当時の海外ミステリー事情の貴重な資料にもなっている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

欧米文学評論家、植草甚一さんによる海外ミステリー書評集。文庫版にして600ページ近い圧倒的なボリュームに加え、巻末には作者名・作品名が併記された索引もついてます。

調べてみたら、この本のオリジナルは1972年出版だったようで、つまりこの本で紹介されている海外文学も必然的にそれより少し前の時代、1950年から1960年代の作品ということになるわけです。

この本で紹介されている作品は、当時はほとんどが翻訳されていなかったようですが、今はだいぶ翻訳が出ているようです。この本を参考に買ってみた文庫サイズのミステリーもいくつかあります。

なにぶんにも読みごたえのありすぎるブックガイドなので、一気に読み切って参考にするというより、折を見てどこかのページを開き、面白そうな作品を掘り起こす、という使い方をするのがいいのかなーと思います。

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2017年07月02日

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