【感想・ネタバレ】赤い三日月 小説ソブリン債務(下)のレビュー

あらすじ

湾岸戦争の勃発、国家財政の悪化、米格付会社による投資適格剥奪……ソブリン債はデフォルトの危機に瀕した。米国財務省からの圧力が強まるなか、但馬は「十年に一度の意味あるディール」としてトルコ経済救済のためのシンジケートローン組成に挑む。想像を絶する苦悩の日々が始まった――。女性官僚と邦銀バンカーの奮闘を描く快作、感動の後編。

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Posted by ブクログ

トルコ担当の銀行マンの奮闘と成長を描く国際金融ストーリー。日常の業務と顧客面談にフォーカスされているあたり、かなり面白かった。

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2015年06月29日

Posted by ブクログ

トルコとあまりイメージのない舞台に最初戸惑ったがやはり吸い込まれるようなテンポの国際金融ストーリーだった。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

黒木亮らしい、淡々とストーリーが進む経済小説。1990年頃のトルコが舞台、といったら、今では想像がつかない程「ザ・途上国」でのビジネスだったのだろうと推測できる。そんな中での国際金融業務、融資引受けなど、いかにも理不尽だらけ、苦労の連続。そんな日々が描かれる。
しかしストーリー中に出てくるビジネスマン(主人公:但馬一紀)達の働きぶりはアツいし、何より、ビジネスの中で窮地に追い込まれた時にどう判断し行動するか、といった点でとても参考になると思う。ストーリーの盛り上がりにこそ欠けるが、読後感は満足出来る。

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2015年01月25日

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