あらすじ
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いま女性の6人に1人以上が
生涯子どものいない人生を送ります。
理由は不妊・病気・仕事・介護・そしてなんとなく。
子どもが欲しかったのに、
結果として授からなかった女性が大勢います。
決して少数派ではないのに、
肩身の狭い思いをし、何気ない言葉に傷つき、
自分の気持ちを吐き出す場所はもちろん、
同じ境遇の女性の本音を聞く機会もありませんでした。
本書は、ご自身も病気で
子どもを持つ人生をあきらめた著者が、
13人の女性と2人の男性に体験談を聞き、
60人以上にアンケートを取り、
脳科学・心理学・社会学・看護学の女性研究者5人に、
「子どもがいないと幸せではないのか」
「子どもがいない人は大人ではないのか」
「子どもがいないと幸せではないのか」
「子どもがいないと母性が芽生えないのか」
という問いをぶつけ続けました。
そこで見えてきたものとは?
この本で、これからご自身が歩んでいく人生の
「幸せ」のヒントがきっと見つかります!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
《私が参考になったこと》
・子供のいない人生も素敵な生き方
子供以外のギフトがある。
・未産の人も出産と違った形で
少子化対策に貢献することはできる。
社会の役に立てる。
(子供に関するボランティアをする)
・母親になれなくても
女性としての価値が下がる訳ではない。
・ペットが癒しになる。
ペットによって仲間や友人が増える。
・メリットもたくさんある
自分のために時間を使える
子育てで悩まなくていい
経済的な余裕がある
自分磨きを楽しめる
キャリアアップできる
《感想》
私は自分の精神疾患的に
結婚も出産もムリだな…と諦めていたので、
そんな私でも楽しんで生きていい!と
背中を押してくれる
素敵な本だと思いました。
私、生涯未婚かも…と不安になっている人、
子供を生むことに抵抗のある人、
子どもを生まない選択をした人に
オススメしたい一冊。
Posted by ブクログ
【子供を産むか産まないか、悩んだことがある人全てに】
子供を産む予定はありませんが、本当にそれで良いのか?産むか産まないか選べる身分なら、産んだ側、産まなかった側どちらのお話も聞いて決めたい。そう思いこの本を読みました。
ありがたいのは女性の体験談だけではなく、子供を産まない選択をした男性(夫側)の体験談も載っていること。
この本を通じて様々な夫婦の方の話を聞きに行けたような気分です。
子供を産まない分、どのようなことを気を付けて人生を送っていく必要があるのか、逆に子供を産んだ人達とどのように関わっていっているのか。そのヒントが沢山詰まっています。
Posted by ブクログ
著者のくどうさん自身が子どもを望みながらも持てなかった方。
だから言葉がとても刺さります。
女性13人、男性2人の様々な立場の人のインタビューの中に、きっと心を軽くする生き方や考え方を見つけられると思います。
Posted by ブクログ
前半、子どもを持たない人生を決断した女性達のインタビューが続きますが、
これがかなり重いのです。チーズを一度にたくさん食べたような心持ちになります(わかりにくいかしら)
「子どもを持ちたかったけど持てなかった」という人が多いから(もちろん)
仕方がないのですが、途中で読むのをやめようと思った。
「つらかった、苦しかった、でも受け入れた」という話を聞きたいのではなくて
「子のない人生を選びたいんだけど、それ、後悔したりするのかな?」
という不安を、私は払拭して欲しかったからです。
しかし! 後半の巻き返しはしびれます。
著者、編集者のセンスが光る構成だと思います。
専門家に「子のない人生」について聞いていくのですが
そこには、数々の名言があります。
特に好きなのは、脳科学者が言う
もし子なしハラスメントを受けたら「科学的じゃない、合理的でもない、頭悪すぎ」と見下していい。
というところ。
「子どもを産むかどうかじゃなくて、私の人生をどう生きるかが大事なのでは」
と心の中で思っては
いやいや、そんなことを言っては…と自ら否定していたものですが
この本にとても肯定してもらったような気がします。
Posted by ブクログ
子供ができた人とどうも話が合わなくなったなぁと思っていたが、この本の脳の変化の解説を読んで納得。また、この本で触れられている「親性」を高める要素(子供と触れ合う機会etc)が減ってきているという指摘も興味深い。
Posted by ブクログ
子供のいない女性に対する情報ってあまりない。こういう本が増えると良いですね。
こどもがいないのは確定している私もこれからの人生を考えないといけないと真剣に思いました。
Posted by ブクログ
子育てのハウツーや不妊治療の本はたくさん出てるけど、「持てない」事情によって「持たない」選択をせざるを得ない時の道しるべって本当にない。まだまだマイノリティーなんだろうなと思わざるを得ない。そんな中でアンケートなどの客観的な事実を交え、様々な専門家の視点を交え、あくまで客観的に広い視野で寄り添おうとしてくれる。もっとこうゆうハウツーが増えたらいいなとお思う。
Posted by ブクログ
私は、結婚したいけど子どもは欲しくないという世間的にマイナーな考えをしてるので、
この本で「産めない」ではなく「産まない」選択をした人の話を知れて良かった。
Posted by ブクログ
子育て関連やママ向けの書籍は数多くあるけれど、まだ数が少ない、子どもがいない人生が確定した女性向けのロールモデルとなる書籍。子どものいない人生を深掘りするため、子どものいない女性達数名のそれぞれのケースについて、意識調査アンケート、各分野の専門家からの見解、人生を好転させるヒントを示した。
どこかで紹介されていて気になって読んでみました。
自分は子どもがいる立場なので、この本の内容は自分が経験し得ないことが詰まっているものでした。
結婚していなかったり子どもがいなかったり、自分とは異なる生き方をしている友達との会話の中で、後々にあれは言い方が悪かったかもしれないとか、こういう考え方や言い方は相手を傷付けてしまったかもしれないと考えることがありました。そんなつもりはなかったにしても、マウントを取ったように思われかねないと気付いた時、こういう本を読んでみたいと思いました。
狭い世界で生きている自分の想像力だけでは限界があるので、この本を読んで良かったと思いました。
専門家の見解も面白くとてもためになったのですが、脳科学者の方のリスクとゲインの見解で、育児時短勤務者の考え方については納得ができませんでした。
子どもを産んだリスクとして、時短勤務を選択することで周りに負担をかけておいて、それを権利だからと平然としていては周りからの信頼を失うというようなことが書いてありました。
子どものいない女性がそれらのリスク(時短勤務者が空けた穴ということでしょう)を負担していると書いてありました。
負担させているのは時短勤務者なので負い目を感じなさいと言っているように思えました。この本を読むのは子どものいない女性が多いと思いますが、彼女らが時短勤務者と同じ職場で働いた時にどう思うだろうかと考えると、嫌な書き方だなと感じました。
これは私の見解ですが、空いた穴を背負わせているのは時短勤務者ではなく会社です。時短勤務者は法や会社の制度を利用しているだけなので、平然としていて当然です。その穴を埋めるための制度を会社が設けていないから、彼女らに負担がかかっているのです。会社をすっ飛ばして個と個の関係性で考えてはいけないと思います。
他人の権利や生き方に対して、申し訳なさそうにしろ、下手に出ろという社会ではなく、どんな選択や権利もその人個人のものなのだと考えられる余裕のある成熟した社会であってほしいと願うため、細かい箇所ですが指摘させていただきます。
Posted by ブクログ
✱同じ境遇や信頼できる人に気持ちを吐き出す
「同じ立場の人には本音が言えるし、逆に親しすぎないほうが話しやすいこともある。」
誰にでも胸の内を話せるわけではないけれど、同じ境遇や信頼できる人に気持ちを吐き出す事は"心のデトックス"にもつながる。
✱どれだけ苦しいところにいても、今いる状況で楽しさを見いだすことが大切
子供がいないことが、悪いとか良いとか、正しいとか間違っているということではなく、"この世に生まれてきた限り、誰にでも役目は必ずある"ので、自分の子どもを授かれた人は子育てを一生懸命すればいいし、そうでない人には何かまた別の役目があるはず。
それを見つけることが大事。
Posted by ブクログ
産みたかったのに産めない人の苦しみを知ってほしいし、苦しんでいる人は仲間を見つけて楽しく生きてほしい。
不妊治療成功の本は多いが、諦めることを共感できる本は少ない現状が残念。この本のような本がもっとあってもよいと思う。
Posted by ブクログ
参考になったくだり。
子供を産んだ人と産まない人では脳の仕組みが変わるので、
産んだ人が産まない人に気を使えないのは当たり前。
子供のいない夫婦の場合、遺産は配偶者及び親兄弟になる。
遺書を書くなら早いうちに。
子育てを免除された人生を楽しもう。
Posted by ブクログ
子どもがいない夫婦の場合、遺産は全て配偶者が受け取れるわけではなく、亡くなった側の親兄弟甥姪も相続人となるっていうとこが一番役に立ったかなぁ(実は少し前から知っていたけど)。
遺言書は早くに作成しておいた方がいいね。
子なしとして色々思うことはあるけれど、まず子どもが欲しかったのに授からなかった人たちがやはり一番辛いのでは?と思った。もしその原因が若い時に出産することが難しかったからとかならやはり若くても子どもが産みやすい、結婚しやすい世の中にしなければならないのでは?社会の仕組みを変えなければいけないのでは?と。
……まぁ無理かな。
子ありの人ですら辛いことを強いられる世の中だしね。産めよ増やせよと言っているのにね。
あと、私も脳科学者の人の言い方にはもやっとした。
この人子持ちだよね……?この言い方は、一周回って子なしをバカにしてないか?って思った。(表面上の言い方としては子持ちをバカにしているように聞こえる。いや、どっちかを上げてどっちかを下げて欲しいわけじゃないんだよ!)
子持ちが時短で帰るために子なし(と男性)に負担が……って話も、それは子持ちが悪いのではなくて仕事をきちんと触れない上司、会社、社会の仕組みが悪いわけ。
子なしは子持ちと敵対したいわけではないんだってば!!
こんな人がAIを研究してるのかと思うと……。
このページ数ではどうしても「子どもが欲しかったけれど、授からなかった」立場からの話が多くなるのは仕方がないと思うけれど、「子どもを欲しいとは思えなかったので作りませんでした。結果、割と生きづらいな〜」って話ももっとあればよかったと思います。
Posted by ブクログ
子供のいない人生を選択した、結果的にそうなった女性はマイノリティということで、クローズアップした一冊。
インタビュー部分は本音を読むこともできるけれど、「子どもが居なくても幸せ」「前向きに生きられます」という結論が並んでいると、子どものいない状況は不幸だけど、前向きに生きよう!みたいに言われている気がして、結果的に気が重くなった。
子どもが居ても居なくても幸せだったり不幸せだったりでいいのだけどなぁ、というのが感想。
後半の専門家パート、黒川先生の脳科学部分はとても面白くて、ここを読むだけでも少しすっきりするものがあった。子あり女性、子なし女性、どちらの脳も社会に必要―結果的にこの言葉に一番励まされた。