【感想・ネタバレ】オリジナリティ 全員に好かれることを目指す時代は終わったのレビュー

あらすじ

批判上等! 鮨さいとう、新政酒造、よろにく……超人気店がやっている閉塞感から抜け出すための51の信条

◆オリジナリティのない人は、生き残れない時代が来る! ◆
『ミシュランガイド』で星付きの飲食店、日本酒の蔵元、高級レストランに野菜を卸している農家、といった食の世界のプロフェッショナル15人に、大ベストセラー「レバレッジ」シリーズの著者、本田直之氏がインタビュー! これからのすべてのビジネスパーソンにとって、未来の生き方の大きな指針である「オリジナリティ」を突き詰めるためのヒントが詰まっている一冊です。

本書に登場する15人の食のプロフェッショナルたち

◆鮨
鮨さいとう 店主 齋藤孝司氏
喜邑(きむら) 店主 木村康司氏
すし処 ひさ田 店主 久田和男氏
鮨とかみ 前総料理長 佐藤博之氏

◆日本酒
新政酒造 社長 佐藤祐輔氏
松本酒造 取締役/杜氏 松本日出彦氏
平和酒造 専務 山本典正氏

◆和食
傳(でん) 店主 長谷川在佑氏
くすのき 店主 楠忠師氏
日本料理 店主 たかむら・高村宏樹氏
よろにく オーナー 桑原Vanne秀幸氏

◆フレンチ
Dersou(デルス) オーナーシェフ 関根拓氏
HAJIME オーナーシェフ 米田肇氏
Clown Bar シェフ 渥美創太氏

◆農園
梶谷農園 オーナー 梶谷ユズル氏

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Posted by ブクログ

オリジナリティとは何なのか?を事例や実践している方へのインタビューで示している良書。
現実に実践できる人は一握りになるだろうし、覚悟や苦労もあるが実現できれば楽しく実りのある道を歩んでいけるだろう。何より自由だ!

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2018年12月09日

Posted by ブクログ

ビジネス書として、オリジナリティを見つける&高めるためのヒントを探そうと手に取ったが、飲食業界でオリジナリティを発揮して活躍しているロールモデルそれぞれがシンプルに面白く、楽しく読んでしまった。

オリジナリティを発揮するためのヒントとしては最初に総論として51個が紹介されているが、意表を突くものはない。
また、中には矛盾するものもある。(早くスタートする←→スタートは遅くてもいい)

多くのヒントに共通するのは、自分の思った道を行くということ、周囲に合わせないこと、ひたむきであること、である。
自分が思うベストがあるのであれば、常識を破壊する異色の組み合わせを試してもいいし、王道を攻めても良い。
値段を高く設定してもいいし、辺鄙な立地を選んでもいい。

ただしどのルーツを選ぶにしても、応援してくれる人やファンを大事にするとか、料理の研究や練習を徹底的にやり通すといった基本的な徳は大事にしなければならない。

本書の中で登場する、「円(えん)」という概念は興味深い。これは守破離に近い。
伝統、基本、王道、常識のような保守的な領域と、個性、進化、革新、創意工夫といった先進的領域、そのボーダーラインを意識するのが「円」だ。
この円のラインをどこに引くかというのは個々人によって異なるが、評価を得るのは円の半径がしっかり大きい人なのだと思う。

オリジナリティを発揮するためには守破離の守をまず抑えなければならず、型破りをするためにはまず型にはまる必要がある、ということに共通する。

自分なりのオリジナリティを発揮するのであれば、まず守となる円の中(基礎)を、自分の興味のあるテーマに邁進して全力で固めていくのが先決、ということだろう。オリジナリティは、その先にある。

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2024年04月24日

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