あらすじ
たった一人で国と共に滅ぶ道を選んだ大公・シモン。 葵にも息子の空にも国や種を背負う苦しみを味わわせたくないがゆえのその選択が、シモンなりの愛だと知った葵は、彼を一人にしないために空と一緒にケルドア公国へ向かった。ところが、シモンの種を受け継いだ空は祝福されるも、ナミアゲハの葵は冷遇され、城の使用人から粗雑に扱われてしまう。それを知ったシモンは、彼らを次々と解雇しはじめる。 愛しているとは口にしない一方で、過剰なまでに葵を守ろうとするシモンの苛烈さに、葵の胸は疼き……。 淋しさと孤独を凌駕する、美しい幸福がここにある。 「愛の在り処をさがせ! 」に続編登場! 愛を知ったシモンの成長を描いた、電子限定書き下ろしSS「悩める大公シモン・ケルドア」収録!
(この作品には小説花丸Vol.32,33に掲載された『小説花丸 愛の在り処は見つけたけれど』『小説花丸 続・愛の在り処は見つけたけれど』を収録しています。重複購入にご注意ください。)
感情タグBEST3
6冊目の続き
前半は同じようなストーリーと感情の繰り返しで少しまどろっこしいな…と感じてしまいましたが、葵とシモン、2人だけの言葉の交わし合いの中で徐々に変化するシモンの感情に触れ、ゆったり彼らに優しく寄り添った物語だと感じました。
今作はムシシリーズの中でも特に、丸々2冊通して恋愛、親子愛、家族愛、兄弟愛、親愛、敬愛など… 様々な形の"愛"について書かれた作品だったなと思いました。
王道のシンデレラストーリー
BLを忘れてしまいますね。
ムシという特殊設定ですが、
これは王道のシンデレラストーリー
童話を読むように安心して楽しんじゃいました。ご馳走さまです。
愛について、葵シモンふたりの愛だけでなく、母の愛、子の愛、家族愛、周りの人への愛、、、愛についてお腹いっぱい語っていただきました。ご馳走さまです。
ムシシリーズ7冊目
ムシシリーズ「愛の在り方をさがせ」の続きになります。7冊目はどちらかといと、シモンさんの成長がメインの話のような気がしました。6冊目だけでは完結していなかったともいえる内容でした。
Posted by ブクログ
よかった〜よかった、シモンもやっと成長した。゚(゚^ω^゚)゚。読めてよかったよー!!
葵もやっと報われるヽ(^0^)ノ
しかし家族計画はちゃんとしないと葵大変だぞ!性モザイクなのに!!!(笑)
Posted by ブクログ
ムシシリーズ7作目。グーティサファイアオーナメンタルタランチュラ×性モザイクのナミアゲハのcp「愛の在り処をさがせ!」の続編です。
既に電子配信されていた『愛の在り処は見つけたけれど』と『続・愛の在り処は見つけたけれど』の2本と、シモン視点のその後4本、おまけ『愛の在り処は今もまだ』が1本収録されていました。
前作、ラブラブはやっとこれからって感じ…と感想に書いたとおり、子供までいるのに愛する事には不器用だった二人(特にシモン!)がやっと愛に目覚めるまでが描かれていて、読者にとっても念願叶った(笑)話になっていました。
シモンを追いかけて空と二人ケルドアにやって来たはいいけど、葵はそこで肩身の狭い思いばかりか、身の危険まで感じるような冷遇を受けていて心配しまくりました。
でも、いつも芯の強い葵は笑顔でぐっと踏みとどまっていて、シモンや空への愛の強さを感じました。「愛して欲しい」から「愛したい」に変わった葵の母性愛は強力!シモンにも発揮されていて、彼はかなり救われていたようだけど…ラブラブとはちょっと違ってて。
シモンはHに関して独特な見解があったようですね…w
どうなる事かと思ったけど、葵が危険な目に遭ったところからの急激なシモンの目覚め?に大変萌えました。
無感情→激情へと、一気に変わったシモン!!
ヤバかったです。
前作思い返すと、素晴らしい変化です。すべては葵と空のおかげ。
フリッツが"唐変木"って言ってたシモンが、成長&変化して甘い言葉を言えるようになるのを想像するだけでもニヤつけるな~と思ってたけど、いざそういう場面に遭遇するとニヤつくどころかジタバタしちゃいました!
すごくラブラブで幸せそうな彼らの姿を見届けることができて、スッキリ。感無量でした。
次回はぜひマヤマヤのお話、期待してます!
まさしくタイトルピッタリの内容だったと思います。お二人の関係の成長ぶりが本当に良かったです。
でも、性モザイクなのに体弱いのに5人の子供!しかも連年生はちょっとひどいかも…(笑い)
幸せ幸せになってよかった
「愛の在り処は見つけたけれど」のときはなんか中途半端だったので続きがあってよかったと言う感じです。
シモンや葵の心情が細かく描写されていて途中はらはらしたけど、幸せになってよかった~。だけど子どもは多すぎない?葵の体調が心配。性モザイクで身体が弱いのに~~~。