【感想・ネタバレ】塔の魔導師~底辺魔導師から始める資本論~のレビュー

あらすじ

誰も知らない黄金を生み出す魔法を教えてあげる──。
「小説家になろう」発、「お金」と「コネ」で成り上がるシンデレラボーイ・ファンタジー!
書き下ろし番外編も収録!


【あらすじ】

天高くそびえるグィンガルドの塔──魔導が支配する世界で、一人の少年が魔導学院の門を叩いた。
名をリン。裕福な暮らしを夢見る彼は奴隷出身で一文無し。体力も人脈も才能すら全く無い。
おまけに、入学した学院では財産や身分による容赦ない差別が彼を待っていた。
だが、まさかの攻略法は「お金」にあった!?
投資テクニックに、わずかなお金や時間のやり繰り、上流貴族との繋がり……etc.
リンはあらゆる知略を駆使して偉大な魔導師への階段を駆け上がっていく。

●著:瀬戸夏樹
長い物語を読み終わった時、ふと感じる寂しさが好きです。
皆さんにとって『塔の魔導師』がそのような小説になれば幸いです。

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学園物なのか?

偉そうに言って申し訳ないけれど、これは物凄く好みが分かれる作品だと思う。
転移とか転生物ではありません。
本が好きで下克上しようとしてるどっかの女の子の物語りのように、展開が遅くてすごーくかったるい読み物のような気がします。
魔導師になるための機関みたいな学校みたいなところに入学するまでが前半から中盤。
合格?と思いきや、実はそれは一次予選。
そこから面倒くさい資本論の触りみたいな、でも全然タイトルには程遠い程度の安物買いの銭失い的なお話があって、資本論はそれで終わり。
主人公は、読んでいて苛立つほど弱っちい、誰かの陰に隠れてコソコソしているようなタイプ。
実際に一次予選を突破して、取りあえず寮に住むことになった同室の同級生が”分っている”世話好きだったから上手く行っただけで、その同級生がいなかったら終わってるほどに情けない主人公。
才能は有るようだけど、でも無いような感じも見せながら物語りは続いて行く。
とにかく描写が細かいと言うか、一々説明が長ったらしいと言うか、展開も遅いし面倒くさい。
読んでいる側にとってどうでも良いことが長々と続く。
味方側のキャラと、後に見返すことになるのであろうキャラとの線引きがハッキリし過ぎて、当然だが好かれる側には都合良く好かれるタイプの主人公。
でも、なんかそれもウザイと感じてしまう。
とにかく、読んでいてとても面倒で、盛り上がりもなければ感動の場面もない、強さもなければ面白さもない、と感じるような個人的には合わない作品だけれど、コツコツと一から積み重ねて行くような物語が好きな方には良い作品なのかも知れません。
何でこんなの単行本化したんだろう?

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2020年02月19日

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