【感想・ネタバレ】夜と会う。―放課後の僕と廃墟の死神―(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

親に抑圧されて育った無気力な高校生・有森澪音は、喫茶カグヤのマスター・小野寺豪から奇妙な忠告を受けた晩、《夜》と呼ばれる異形が跋扈する廃墟に迷い込んでしまう。そこで澪音は、自分を一方的に知る謎の少年・イザヨイに導かれ、悩みを抱える人のトラウマが具現化した《夜》をなりゆきで退治することになるのだが……。優しくて、ちょっぴり切ない青春異界綺譚、ここに開幕。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人と人、時間と空間、遺されたものたちに込められた想いたち。
その中から"何か"を求めて『夜』を駆け巡る主人公。
次巻も楽しみだ。

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2018年11月03日

Posted by ブクログ

今回もやっぱり異形の存在を受け入れる人間がコンセプトなのか。大好きです。

去年から文庫化を待ち望んでいました。

母親をなんとか妥協させつつ、自分の夢に向かって少しずつ歩き出すことが出来た澪音。
まだまだこの先彼の身に何か起こるのかとドキドキ。

イザヨイの正体は分かったけどまだ小野寺さんが夜狩りを始めたきっかけと
氷室さんの目的がイマイチ分からないから続編期待。

他のシリーズの登場人物達とも是非絡めてほしい

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙に惹かれて買ってしまった想像しやすい
読みやすかった2日に分けて読んだ
1話
夢の中の住人
夜を断つ
理想の両親わかる
イザヨイ ミステリアス
レインの別の姿か?
イザヨイのハサミいいなー
3話
イザヨイが夜だったんだなー
何となく察してた
夜を断つんじゃなく食べてたのか
イザヨイは寂しかったん

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

人のトラウマが作り出す〈夜〉という世界。高校生有森澪音と喫茶カグヤのマスター小野寺豪は、トラウマが作り出す異形を退治することになる。

「ほんのみせコトノハ」選書サービスで頂いた本。
この本の感想というよりは、この本を選書してくれた本屋さんの感想になってしまうのですが、、
アンケートの好きな本のところに、源氏物語〜花の宴〜というマイナーな部分を上げたのですが、おそらくそこから私の趣味を推測してくださったのだと思います。

花の宴は朧月夜という女性が光源氏に恋をするお話。女性の名前の通り月にも深い関わりがありますし、日本の神話のイザナギなんかとも関係しているのではないかと研究されています。竹取物語なんかとも一緒に研究されてますね。

この『夜と会う』には喫茶「カグヤ」謎の少年「イザヨイ」など、私の好きな設定が盛りだくさん。あらすじを読んだ途端に大いに興味を惹かれました。
そして、廃墟。〈夜〉と呼ばれる異世界には必ず廃墟が存在しています。廃墟の写真集とか買ってしまう私にはたまりませんでした(笑)

調べてみたらこの小説は三巻まで出ているとのことで、また見かけたら必ずゲットしようと思いました。

異形との戦闘シーンなのですが、持っている武器の強さは関係なく、勝てると思ったらその分強くなるという世界。精神力がものをいうんですね。だから、動揺したり自分の武器のほうが弱いと思ってしまったら相手に攻撃は通用しなくなります。主人公の精神力がもろに試される。これからの、澪音くんの成長が楽しみです。

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2019年07月30日

Posted by ブクログ

親に抑圧される儘な高二の根暗イケメン的澪音が夜毎夜の世界に取り込まれ人のトラウマが具現化した異形を陽気な喫茶店のマスターらと退治する。出し抜けに表れる作風の若い隙はちょっと目眩がするようだけれどひんやりした静謐に満ちた空気が心地好い。澪音の美味しい顔を目指して料理を振る舞うマスターのおまけが楽しい。

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2018年10月13日

Posted by ブクログ

人の心が惑わせた時に生まれる「夜」。それを退治する喫茶店のマスターの小野寺。それを手伝うことになった澪音と謎の人物イザヨイ。
正直オチは分かりやすくストーリーとしてもありがち。文章はテンポ良く読みやすかった。

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2018年02月03日

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