あらすじ
これからは私があなたのおかーさんです♪
「私は寮生みんなの母親です。だから、優斗さんも気兼ねなく『おかーさん』と呼んでくださいね♪」
不思議な学生寮に住むことになった天涯孤独の高校生・四ノ宮優斗は、中学生にしか見えない寮母の九段下あるてにそう告げられる。しかし、現代社会を生きる男子高校生が、年下の女の子に「はぁい、おかーさん! バブバブー! オギャオギャ!」なんて天地がひっくり返っても言えるわけがない。
それは、親戚中をたらい回しにされた過去から自立をモットーにして生きる優斗にとってはなおのことだ。だが、そんな彼の気持ちとは裏腹に、あるての甘やかし攻撃は留まるところを知らない。
「おかーさんが耳かきしてあげます!」
「おかーさんが添い寝してあげましょう♪」
「おかーさんの胸で甘えてくださいね?」
なんだこの安心感は……? これがおかーさんに甘えるということなのか……?
……いや! でも! 絶対に! 年下の女の子に甘えたりなんてしないんだからねっ!!!
第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞『ふあゆ』の今慈ムジナがたどり着いた新境地! 甘やかしたがり年下寮母と自立したがり高校生が織りなす、新感覚バブコメここに爆誕!!
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルから想像される内容とは別方面でぶっ飛んでいる。
「ふあゆ」書いた時もムジナ先生はどこへ行ったのか?残っているのは主人公の拗らせだけじゃないか。
大人になりたい大人ぶった子供、というタイプの主人公なので頭はいいのかと思ったら結構なアホだった。頭がいいタイプの馬鹿かと思ったら、拗らせたバカだったとは。
最終的にそんな自分と向き合うわけだが彼の周囲は中々報われない。心配も無限で永遠じゃないんだぞ。その辺りの成長を描く予定なのだろうか?
なお、肝心のタイトル部分だが甘やかそうとはするものの甘えているかと言ったら甘えられてない。
主人公がだいぶ拗らせているせいだが、まぁ普通に男子高校生でも年下の女の子に甘えるのは難易度が高いのでしょうがない気がする。
主人公の貸し借りを作らないという主義と行動に対して若いなぁ微笑ましさを覚えるか、ガキだなぁと呆れ果てるかで読み進められるかという部分と、作品の感想は変わってきそうだ。
第二章途中で挫折
「自立してる」はずの主人公の言動がおかしい。
一等地の病院みたいな清浄な校舎、って一体ナニ?
高校生で一人ビー玉遊び? それなのに一人暮らし?
主人公への感情移入以前に、理解できない。