【感想・ネタバレ】王子さまの守り人のレビュー

あらすじ

年の離れた末妹を育てた経験のある日野小梅。上の妹の結婚式で、ブーケを取ったと思ったら、何とそのまま異世界トリップ! 目を覚ませば隣には、裸の若い男性が……って若いも若すぎ、新生児!? おまけに彼は、緑あふれ動物あそぶ不思議な窪地でひとりきり。何はともあれ、赤ちゃんのお世話を始めた小梅。だけど、勝手に“王子”と名付けたこの赤ちゃん、実はある男性たちに守られる身だったのです――。赤ちゃんとその「騎士」たちとの交流を描く、癒しと和みの異世界ファンタジー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ウェブで連載されていた「離宮の乳母さま」の改題・改稿版。目覚めた場所はツリーハウス、そばには生まれたばかりの赤ちゃん、あとは動物がいるだけ!?というどうしようもない状況で、とりあえず赤ちゃんのお世話を始める現実派のヒロイン。
赤ちゃんがすくすく育って片言を話すようになったある日、彼女はようやく自分がそこにいる事情と赤ちゃんの正体を知らされる……わけですが、赤ちゃんの正体はもうタイトルでバレバレです(笑)最初私は旧題から「あのツリーハウスが離宮に違いない」と誤解していたので、書籍版のタイトルの方が内容的には合ってるのかな。旧題も好きだけど。

ウェブ版とは少し設定を変えてあるけど、遊森さんの軽やかな語り口は書籍版でも変わらず。星心印(シン)を捉える星心殿のくだりが豊かなイメージを想起して、今回読んでまた「ああ、好きだなぁ、ファンタジーだなぁ」としみじみと。

ウェブ版の方がレモニーナさんとの絡みはより生きるんだけど、書籍版は作者の遊森さんが以前に心残りだと仰っていた部分が救済されていたような。それと書籍版は表紙イラストの影響もありファシードさんのかっとばしっぷりが一層鮮やかでした。

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2015年02月03日

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