【感想・ネタバレ】フィローン士官学校―幻獣の國物語外伝のレビュー

あらすじ

幻獣が住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」で紡がれた壮大な物語…それが「幻獣の國物語」である。
…その物語の主人公、フィローン国姫・夏芽が絶対的な信頼をよせる、二人の戦士、タイト・アルバ、ストリクス・ネブローザはどのような人物だったのか!?
強く、美しく、比類なく有能な二人をめぐるストーリーが今語られる―――。

タイト、ネブローザの二人は海と山に囲まれたフィローン国の出身である。
フィローン国は大国ではないが、夏芽の祖父・セグロ大公の、寛容で優れた政治により、人々は平和に暮らしていた。
この国の平和を守る礎は、竜とともに戦う最精鋭部隊「竜騎士隊」によって築かれており、二人はこの部隊に所属している。
この「竜騎士隊」はフィローン士官学校での厳しい鍛錬を経た上で、選抜されなければ入れないエリート集団である。
そんな二人の性格は対照的であった。
ストリクス・ネブローザは完璧な優等生。
武術の腕は誰よりも優れ、成績優秀。素行、家柄、人柄、評判も申し分ない。
他方、タイト・アルバは自由奔放。
セグロ公が冗談半分に評するところによると「サンタンたる素行、アンタンたる実績」。
だが窮地に陥った時のとっさの機転は天才的で誰もまねることができない。
そんな対照的な二人の苦悩と喜びに満ちた、感動的なドラマが始まる!!

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ネタバレ

竜と士官学校の2人の話

大好きな本です。幻獣の國物語はこの話に出会うために読んだんだって思うくらい。
外伝ですが、本編未読でも十分楽しめる内容になってます。
面白いんですよースピード感爽快感、竜との感覚共有による宙に浮く体感あり。

竜だけど、航空機隊ものとしてもそういうジャンル好きな人に広まったらいいのにって思います。友情と感動例えばトップガン等の映画好きな方に?いかがなもんでしょうか。

1話目は明るいキャラクタータイトが、ハッタリと度胸、機転にもの言わせてあるピンチにいどみ解決するまでの話。起承転結はっきりテンポよくしっかりオチありで終わります。
2話目は、、、これが深い話で、簡単には説明を終われない、言葉を選ぶのですがー。

苦悩するストリクスがこれまた傷を抱えている亡き兄の騎竜との交流の中で、葛藤から解放されていく話。
繊細な心の動きで死と再生が描かれると言ったらいいでしょうか。
特にタイトルにもある、森が表現されるシーンに帰って行きたくて何度も頁を開きました。
重い話かもしれませんが、こういうのをカタルシスというのか自分も一緒に癒されるのを感じるので繰り返しこの世界に浸りたくなります。


#癒やされる #感動する #深い

0
2022年09月28日

購入済み

すごく好きなエピソードです

幻獣の國物語は今でも続きを待っているお気に入り。これはナツメの護衛タイトとストリクスの士官学校時代のエピソード。フィローンの幻獣 竜と竜と関わる人間の関係や友情や葛藤などてんこ盛りで、何度読み返しても胸が熱くなります。本編含め是非続きが読みたい作品です。

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2018年01月04日

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