あらすじ
「失われた20年」から脱出するヒントを本に求めた読者。出版不況を克服しようとあがいた出版社。両者の思惑がマッチした2000年代は「ビジネス書黄金期」だった。そんな時代の今なお読み継がれる名著から、編集術を凝らした本まで多数紹介。当時、『さおだけ屋』はなぜ売れたのか? 一転、『21世紀の資本』『サピエンス全史』等のハードな翻訳書が売れ始めた背景とは? ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を読み解く。
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Posted by ブクログ
ビジネス書の栄枯盛衰からビジネス書と出版業界の現状と展望を解説した本。
ビジネス書がなぜ2000年代に黄金期を迎えたのか、そして、なぜ衰えていったのかを考察。さらに、これからのビジネス書と出版業界を予測しています。
本書は三部構成になっています。第一部は黄金期に登場したビジネス書の書評。第二部はビジネス書の栄枯盛衰と今後の展望を解説。第三部は資料編として、1990年~2016年までのビジネス書・新書のベストセラーが書かれています。
ビジネス書の著者になりたいと考える方は、本書の考察編は大変参考になります。
Posted by ブクログ
「あ~、そんな本あったよね」とか、逆に「今も名著とされているんだけど、読んでないんだよな」とか、書評編は当時を振り返って懐かしい気持ちになったり、これから読むべき本を見つけられたり、参考になったし楽しかった。考察編は、私はあまり響きませんでした。
Posted by ブクログ
ビジネス書、興味ないんだよな~、と思いつつも、山田真哉の著作ってことで入手。で結局、やっぱ興味はない。お金儲けとか資産運用はそりゃ上手くなるかもしらんけど、薄っぺらいっていうか。自分にとって至福の時たる読書の時間まで、そんな下世話なことに費やされたくない。先のプリマー新書と違って、自分で三役を演じて評点とかもしてるけど、だったら実際に討論しないと。何のために複数視点を採用しているのか、意図が分からん。という訳で、この中から読みたい本ってのは、当然見つからないのでした。