あらすじ
恋愛にまったく興味がない映と、十年間彼に片思い中の麦人。ある日麦人の元に仔猫の姿をしたカボチャと名乗る恋の妖精が現れる。カボチャのおぼつかない呪文を頼りに映にアタックする麦人だが上手くいかない。映は子供時代の交通事故で『恋心』を落とし、右脚が不自由になった。当時の『恋心』を取り戻せば脚は元に戻るとカボチャは言うが、それは同時に映の気持ちが麦人でなく初恋の相手に向いてしまうということで? 電子限定書き下ろしSSを収録!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
この作者らしい「逃げる前に話し合え」な主人公にはモヤモヤするけど、伏線回収は見事で好き。
ただ216頁からの数頁は、誤植なんだろうけど金曜なのか水曜なのか…
イラストは概ね繊細で綺麗なのだけど、猫の顔だけは気持ち悪くてどうにも…
攻めがカッコいい!
攻めが一途で情熱的に溺愛する、すごく尽くいい男だった。
BLなのに、受けが羨ましくてムカついてしまいました。笑
あらすじ紹介では受けが恋心をなくしているということで、もっとロボットのように難攻不落だと思ったら、わりとトントン拍子に進んだ印象。
読む前の期待値を高くしてしまっていたので、ここがもっと難しかったらもっと評価高かったかも。
でも、全体としてはファンタジー設定の細かいところまで辻褄を合わせていて、納得できるように作ってあった(個人的に辻褄が合わない、説明不足で疑問が残るとかは、物語の夢から覚めるのですごく面白くなくなる)。
適度に切なく適度に甘い、安心安定の作品。
読んで興奮するほどじゃないけど、買って損はなかった。