【感想・ネタバレ】エロティシズムのレビュー

あらすじ

「人間の性的活動は、動物のそれと全く違った面をもっている……つまり快楽の欲求によって動かされている」。芸術や宗教の根柢に横たわり、快楽・錯乱・狂気にまで高まるエロティシズムの渉猟。矛盾に満ちた精神世界を冒険した澁澤龍彦の軌跡。

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Posted by ブクログ

エロティシズムという題名に相応しく、性と愛に関する澁澤龍彦の視点がふんだんに語られた書籍となっていました。性は芸術などの創造的な活動、そして、破壊などの暴力的な活動という人間の根幹を司る活動に通底する情動であり、また、社会から逸脱している場合にこそ、エロティシズムの魅力が発揮されるという、様々な両極性を有しているということを、澁澤の文章に読み解きました。大変に興味深い話や引用も多かったです。

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2024年12月22日

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