【感想・ネタバレ】日本人が意外と知らない 「アメリカ50州」の秘密のレビュー

あらすじ

日本の「都道府県」とは比較にならない、巨大なアメリカの「50州」。異なる自然風土、文化、法律、人種構成、産業を持つ50州は、それぞれが“1つの国”とさえ言えるだろう。本書は、「大統領の輩出最多を誇る『政治家の母国』:バージニア州」など、各州の特色を豊富なデータと共にわかりやすく解説。バラエティ豊かな各州に目を向ければ、意外なアメリカの全体像が見えてくる!

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Posted by ブクログ

ワシントンDCを含むUSA50州の図鑑 けっこう楽しい

州の旗、地図、人口、面積、略称、USAへの加盟年、州都、モットー、ニックネーム シンボル、産業・産物、出来事・行事、施設・企業・大学・組織 出身者 等を含めて、4頁ないし6頁の記載
記載は概要で、観光などの特定のテーマに偏っていない

■国勢調査局が指定する4地域(Region)と9地区(Division)で、アメリカ合衆国の本土50州を分類しています。

Region 1: Northeast
Division 1: New England
Division 2: Middle Atlantic
Region 2: Midwest
Division 3: East North Central
Division 4: West North Central
Region 3: South
Division 5: South Atlantic
Division 6: East South
Division 7: West South Central
Region 4: West
Division 8: Mountain
Division 9: Pacific

■州というのは国家 合衆国 ⇒ 州 ⇒ 郡 ⇒ 郡区 ⇒ 市 町 村 (一部 独立市は郡と同等の際限を有する)

■6つの標準時をもつ、広大な国家
 UTC-5 東部標準時
 UTC-6 中部標準時
 UTC-7 山岳部標準時
 UTC-8 太平洋標準時
 UTC-9 アラスカ標準時
 UTC-10 ハワイ標準時

■州に属さない、海外領土
・プエルトリコ
・バージン諸島
・東サモア
・グアム
・北マリアナ諸島

■USAの宗教比率 キリスト教 79.8% ユダヤ教 1.4% イスラム教 0.6% 仏教 0.5% ヒンズー教 0.4%

■USAの人種比率 白人 75.1% 黒人 12.3% アジア人 3.6% 北米先住民 0.9% 太平洋先住民 0.1% 他混血等 8%

目次
はじめに
アメリカ州地図

PART1 東北部 ニューイングランド地域
 コネチカット州 CT
 ニューハンプシャー州 NH
 バーモンド州 VT
 マサチューセッツ州 MA
 メイン州 ME
 ロードアイランド州 RI

PART2 東北部 中央大西洋岸地域
 ニューヨーク州 NY
 ニュージャージー州 NJ
 ペンシルバニア州 PA

PART3 南部 南部大西洋岸地域
 ウェストバージニア州 WV
 サウスカロライナ州 SC
 ジョージア州 GA
 デラウェア州 DE
 ノースカロライナ州 NC
 バージニア州 VA
 フロリダ州 FL
 メリーランド州 MD
 ワシントンDC DC

PART4 南部 東南中央部地域
 アラバマ州 AL
 ケンタッキー州 KY
 テネシー州 TN
 ミシシッピー州 MS

PART5 南部 西南中央部地域
 アーカンソー州 AR
 オクラホマ州 OK
 テキサス州 TX
 ルイジアナ州 LA

PART6 中西部 北東中央部地域
 イリノイ州 IL
 インディアナ州 IN
 ウィスコンシン州 WI
 オハイオ州 OH
 ミシガン州 MI

PART7 中西部 西北中央部地域
 アイオワ州 IA
 カンザス州 KS
 サウスダコタ州 SD
 ネブラスカ州 NE
 ノースダコタ州 ND
 ミズーリ州 MO
 ミネソタ州 MN

PART8 西部 山岳地域
 アイダホ州 ID
 アリゾナ州 AZ
 コロラド州 CO
 ニューメキシコ州 NM
 ネバダ州 NV
 モンタナ州 MT
 ユタ州 UT
 ワイオミング州 WY

PART9 西部 太平洋岸地域
 アラスカ州 AK
 オレゴン州 OR
 カリフォルニア州 CA
 ハワイ州 HI
 ワシントン州 WA

アメリカ50州データ
参考文献

ISBN:9784569673028
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:648円(本体)
発売日:2009年08月19日第1版第1刷

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

日本にとって最も親密な外国、でも1州ごとの情報については意外と知る機会が少ない。

本書はアメリカ50州について、地理や歴史の簡単な解説と、面積、人口、気候、主要産業、出身有名人、などの情報がコンパクトに掲載されており、雑学辞典としても十分に活用できる。1州につき4~6ページと短く、東から西に向かって書かれているが途中から読んでも問題ない。

詳しく知りたい方にはチョット情報量が少ないかもしれないが、もし自分が移住するならどの州が良いかなんて、妄想しながら読むと非常に楽しかった。

0
2014年02月11日

Posted by ブクログ

英文ジャーナルなどを読んでいると,「ミシガン州の~」などと紹介される訳ですが,恥ずかしいぐらいアメリカのことを何も知らないので,かなり勉強になりました.手軽に読めますし,結構オススメです.

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2011年08月14日

Posted by ブクログ

アメリカ合衆国は州が多くてよく分からない、興味あるけど、どこから調べればいいのか分からない。そんな人にぴったりの一冊でしょうアメリカ合衆国には50州がある。この一冊は9つの地域に分かれて、各州の情報が書かれている。

人口、面積の基本的な情報はもちろん、その州その州の特色や個性をコンパクトに分かりやすく書かれている。


そして最後にその州の紹介の様なコーナーがある
例えば(本書より抜粋)

ニューヨーク州
【モットー】絶えず向上せよ
【ニックネーム】帝国州、ニッカーボッカーの州
【シンボル】州鳥:ブルーバード、州花:バラ
【産業・産物】書籍・冊子出版業、機械行、薬品、衣料
【出来事・行事】暫定首都(1789から1790年)、アメリカ同時多発テロ事件、ニューヨークシティマラソン
【施設・企業・大学・組織】自由の女神像、国際連合本部、CBS本社、アメリカンエックスプレス本社、カーネギー・ホール
【出身者】フランクリン・ルーズベルト(第32代大統領)、J・ロバート・オッペンハイマー(原爆開発者)、マライア・キャリー(歌手)、ロバート・デ・ニーロ(俳優)

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2011年05月27日

Posted by ブクログ

「はじめに」の部分からもうわくわくしました。
古いフランス語を日常語として生活している土地があるだとか、
空港にスロットマシーンが並んでいる(1000台も)だとか。
アメリカにはこんな一面があるのか、
と空想の羽がばっさぁと開いて臨んだ読書です。

50州プラス、ワシントンDCを入れて51の項目について
4ページから6ページの紙幅でもって語られていきます。
駆け足ですね。
でも、51項目をふむふむと眺めていく行為、
それも農産物はどうだとか工業はどうだとか、
地形だとか文化だとかをつぶさに読んでいくと、
なんだか教科書を読んでいるような気分になってくるので、
少しずつ読み進めました。
なにも、暗記する必要は無いのですが、
暗記しないと損する、みたいに、
覚えておいたら得だしおもしろいなあという情報だらけなんです。

日本の都道府県全部の特色とか、街の名前と特徴とか、
そういうのすらちゃんと知らないのに、
アメリカについてのものを読んじゃうのかよ、と
自分に突っ込みたくもありますが、
興味があってさらにおもしろいんだからしょうがないです。

それにしても、それぞれの州がほんとうに独自色を持っていて、
こんなにアメリカって複雑というか、多面的だったんだなあと驚きます。
「多即一」っていう言葉がありますけれども、
まさに、さまざな矛盾すら含んだ州たちからなるアメリカという一つの個。
それだけ個として奥深い印象を受けざるえません。
一筋縄ではいかないし、
ダメージをうけても、必ずどこかの地域から立ち直ってくるような
そんな粘りのある国というイメージを持ちました。

ニューヨーク州をはじめとする東海岸の、
アメリカの古さと洗練された感じがあわさったような文化。
カリフォルニア州をはじめとする西海岸の、
開放的で、たくさんの世界的有名企業が本拠にしている華やかさ。

南部には古くから奴隷州として黒人差別をしてきて、
今もその名残が強く残りながらも、
JAZZやブルースやいろいろな音楽が生まれた強い文化がある。
中部には小麦やとうもろこしなどの農業、
牛肉などのための牧畜といった生業がある。

環境問題に敏感で、
環境汚染をしないように気を使っている州もある。
人種差別が盛んだったり、治安が悪かったりする州もある。
尊厳死(安楽死)が認められている州もある(オレゴン州とワシントン州)。

まあ、そういうのを見ていけるんです。

また、州は国みたいに強い権限をもつ自治体なのがアメリカ、みたいな説明を読み、
それぞれ独自色のある州をみていくと、
なるほど日本を道州制に、とか地方分権をとかいう人たちは、
こういうのを踏まえて言ってたのかなあと思えました。
悪くないなと思えました。

まず地方紙を読み、
全国ニュースのニュース週刊誌なんかはそのあとっていうスタイルが
アメリカ人なんだそうで。
ローカルあってからの国・中央であり、なんだそう。
日本は、まず中央・国っていうところに目がいきますよね。
僕はそういう部分では、アメリカのあり方にいいなあと思っちゃいました。

そりゃ、世界をよく知る、広い視野で物を見るのはとても大切なんだけれども、
個人的な幸福感を考えると、
自分の身に近いところから始める意識が強いほうがよいような気がした。
ローカル一色に染まる必要は無くても、
ローカルは捨ておけないし大事っていうスタンスを再考したらいいんじゃないと、
ごく個人的に思った次第です。

300ページちょっとのアメリカめぐりではありましたが、
それでも、「アメリカはとっても広かった」
と言いたくなりました。

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2020年01月19日

Posted by ブクログ

ラスベガスのこと
・1864 州 誕生
・税の優遇(法人税、所得税、相続税、固定資産税なし)
・国税庁に対する企業情報公開に制限
・電話・郵送だけで会社設立できる
・法人設立全米一
・鉱工業復活(金、銀、銅、リチウム)、金の採掘アメリカ1
・銀の産出減少→州経済算出→1931カジノ合法化
・離婚合法
・ギネスブック:チャペル世界一、ドライブスルー

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2015年12月26日

Posted by ブクログ

アメリカに住みながらアメリカのことを知らな過ぎることを実感している。その一つが各州に関すること。
特にニュース、スポーツ等々の話題になる時に州や都市の位置関係、特徴を知らないと理解度が一気に下がる。
この本は各州数ページの解説ではあるが、コンパクトに纏まっていて基礎情報、特徴を理解するのに役に立った。豆知識的な情報も嬉しい。
州は独立した国家のようだと形容されることがあるが、各州がこれだけ違った顔を持っているとは、正直、新しい発見。
歴史的な背景、立地条件もそうだが、州によって、その魅力を最大限に引き出そうとしているし、それは決して横並び意識ではなく、個性を発揮しようとしているところにアメリカの多様性からくる強さを感じる。
人口が少ない州であっても豊かな大自然があれば、観光業に力を入れるなど、決して画一的ではない。
大自然に囲まれ、ゆったりと暮らしたい人々もいる。
少し意外だったことが、アメリカの有数な大企業の本社が拡散しているところ。
例えば、USスチール(ペンシルバニア)、コカコーラ(ジョージア)、デュポン(デラウエア)、フィリップモリス(バージニア)、バーガーキング(フロリダ)、フェデックス(テネシー)、アメリカン航空(テキサス)、マクドナルド(イリノイ)、P&G(オハイオ)、ナイキ(オレゴン)等々
日本であれば、大企業の大半が東京・大阪に本社を置いているのではないだろうか。

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2015年11月27日

Posted by ブクログ

行ったことのある州から、テレビや新聞でよく耳にする州、映画の舞台になっていた州、などなど、とても興味深く読める本。
巨大国家アメリカだけあって、州により文化や歴史、産業、政治的思想の傾向など様々。
各州独自の観光名所やイベントなども載っていて、「また行きたいな、アメリカ。」と思わせてくれる一冊。

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2011年04月17日

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