【感想・ネタバレ】定年後の楽園の見つけ方―海外移住成功のヒント―（新潮新書）のレビュー

太田尚樹

人生の最後には、楽園が待っていた――。老後といえば暗い話ばかりが聞こえてくる昨今だが、本書で紹介するのは、しがらみから離れ、海外で第2の人生を謳歌する人々の物語。フィリピンで17歳の花嫁と結ばれた元銀行マン、マレーシアの浜辺で暮らす元大学教授夫妻、地中海に住みついた元テレビマン……。きっかけは、何も試さないで老後を迎えることへの軽い疑問だった。「豊かな定年後」のためのヒントがここに。

[ブクログ · ★★★★☆]

定年後の海外暮らし 幸せをつかむ人もいれば、ビミョーな人も 読み物として面白い タイ アユタヤ チェンマイ ベトナム ハイフォン マレーシア フィリピン

[ブクログ · ★★★☆☆]

タイトルに騙される一冊。大学教員だった著者が自信の研究でよく滞在していたフィリピンや地中海で出会った現地在住の日本人について何人かを紹介してくれています。
タイトルは無視すれば暇つぶしには面白いエッセイ集だと思う。もちろん、海外に住むことを検討するときにヒントにはなるかもしれない、けど、全然「楽園の見つけ方」が書かれているとは思えない。最後にとってつけたような説明があるにはあるけど。あと、女性は読むべきではないかな。基本は、全時代的な昭和のおっさん視点なので。