【感想・ネタバレ】落語とは、俺である。―立川談志 唯一無二の講義録―のレビュー

あらすじ

落語を通じて「人間」と「芸術」の本質を語った
最初で最後の講義碌、待望の書籍化!

落語界の風雲児=立川談志が、
インターネット通信制大学の映像講義で語りおろした珠玉の「落語学」。

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Posted by ブクログ

立川談志さんの講話録。
落語(の仕組み)とは人間の業の肯定という言葉がわたしは心に遺りました。

講話のなか、談志さんの心情の吐露。
『何のためにこんなことをしているのか。自分の生理というのか、“自分の持ったが病”というものを肯定するために、これだけの時間を使って、お客様であり生徒諸君であるあなた方に、“聴いてくださいよ”と……そんな気がするんです。だったら“そんな気がする落語”を作るしかしょうがないんです。それは常識・非常識にもない、もっとすさまじい世界。これを演ったとき、世間は「発狂」と言います。』
才能を持ち落語を愛す身から出てくるこの言葉は凄惨なほど厳しい。
落語とは俺であるというメッセージは、自信云々よりもむしろ悲愴な命運、責任をわたしは個人的に、感じます。

天才は世界の最先端。
選ばれたひとだけが立てる境地は孤独です。

落語が好きなかたはもちろんおすすめの本書ですが、ご自分になんらかの才能があると自負するかたに才能の使い方という視点でもご一読くだされば、とわたしは思いました。

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2026年05月07日

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