あらすじ
猫 × 松本大洋 × ルーヴル美術館 !
ルーヴル美術館の屋根裏に棲みついた猫達。人間から隠れて暮らしていたが、一匹の白猫がその掟を破り、冒険に出かける。絵画から聞こえる声に導かれて入った世界には…!?
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Posted by ブクログ
湯河原の惣湯テラスで読みました。上巻のみ、流し読みでしか読んでないので的外れな感想だったら申し訳ない。
スフィンクスの子が子猫の言葉に救われたと吐露するシーンはなんだか心にくるものがあって、他人の何気ない言葉に救われることってあるよなあと。そして、その言葉をくれた人が、たとえはみだしものであっても、庇いたい、一緒にいてほしいと思うのですよね。スフィンクスの子は、見当違いだったら申し訳ないけど、他の猫から棒っきれと呼ばれて毛のない自分にコンプレックスがあって、自分の価値を低く見積もってるから自己犠牲的な側面がある(長老の世話を押し付けられているように見える)。 だからこそ、白猫の言葉に救われたんじゃないか。
他の猫は集団でそれなりの地位があるから白猫に何か褒められたところでここまで響かなさそう。