あらすじ
ミッフィーとパディントンの訳者が贈る絵本入門
長年、児童文学の翻訳や研究をし、アメリカと日本の図書館で数多の子供たちと接してきた著者が、「子供が読書の楽しさを発見する為に大人は何を手助けできるか」という事を解説したロングセラー。
読み聞かせのコツや優れた絵本を選ぶポイントを示し、子供が喜んだベスト三十四冊も紹介。
子供の成長における絵本の役割を楽しく教えてくれる絵本ガイド。
【紹介されている絵本】
「ぐりとぐら」
「ぐるんぱのようちえん」
「三びきのやぎのがらがらどん」
「ちいさなうさこちゃん」
「てぶくろ」
「あおい目のこねこ」
「かいじゅうたちのいるところ」
「スーホの白い馬」
「ちいさいおうち」
他多数
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
パディントンの翻訳をされた松岡享子さんの、絵本・読み聞かせ・子供の成長における絵本の役割と大人の心構えを易しい言葉で教えてくれるエッセイ。
初めてこのエッセイが発表されたのは1968年、文春文庫になったのが2017年。
松岡さんが後書きで書かれている様に、時代が進むにつれて、絵本を読み聞かせる重要性が高まっていると思う。
親になってから読むと、より強くそう感じる一冊。
Posted by ブクログ
読み聞かせをする人には必ず読んでもらいたい本。お子さんがいる方々にもぜひ読んでもらいたいです。
絵本の読み方、持ち方、読み聞かせの大切さ、絵本の良し悪しをみきわめる目の養い方、読み聞かせにおすすめの絵本リスト
など盛りだくさんの内容です!
Posted by ブクログ
うさこちゃん(ミッフィー)の翻訳などで知られている松岡享子さんの書かれた本。東京都現代美術館のミュージアムショップで売られていて、思わず購入。
紹介されている絵本は、2歳2 ヶ月の娘にはまだ難易度高いものが多いですが、絵本の選び方や、魅力を理解するのに、とても良い本!たまに読み直しする本になりそうです!
Posted by ブクログ
わたしが絵本の読み聞かせを始めた時に、この本を紹介してもらって読んだ。とても共感することがたくさんあって、心をわくわくさせた。子どもと本に関わるすべての人に読んで欲しいな。(ハードカバーの本もある)
Posted by ブクログ
絵本の読み聞かせ方や選び方。なぜ子供に絵本が必要なのか。子供が好きな絵本。読み聞かせに向いた絵本の紹介。読み聞かせをするようになったらもう一度読み返したい。
Posted by ブクログ
子ども向け=やさしい言葉、簡単な言葉にすれば良いというわけでは無く、その年齢の子供が見ている世界、経験するものごとに合わせた内容にするべきだという言葉が心に残っている。
大人の視点で見ると、子どもの世界は単純に思えるかもしれないけれど、だからと言って簡単では無い。
Posted by ブクログ
仕事をする上で、本当に参考になった本。
新米だったころに読んで勉強になったし、仕事に慣れてきたかな、と思った時に読んでからは自分の経験や記憶と照らし合わせながら読むことができた。
これからも、頼りにしています。
Posted by ブクログ
自分の子ども達に絵本を読み聞かせて10年程になるが、本への扉を開いてあげられただろうか。
この本を読んで私はまだ入り口に足を一歩入れだけだったんだと初心に戻った気分になった。
今年は小学校での読み聞かせはロングセラー絵本を読もう!と思っていたが、この本に背中を押してもらった。
小学生も1人一台タブレットの時代になってしまったので、本を読むことはこれからも大切にしたい。
Posted by ブクログ
忘れがちだけれど、子どもはこの世界に生まれてまだ間もなく、知識や経験が大人と比べて圧倒的に少ない。だからこそ、絵によって物語を「経験」することが大事だし、そのことを踏まえて気をつけるべきポイントがあることがわかった。
・物語を引き立てる読み方をすべき。たいていは、あっさりして簡素な方が物語に注意が行きやすい。
読み手が迫真の演技をすると、こどもは画面に集中できない。物語の世界で遊ばせてあげなくてはいけない。
・絵本を見て知識をつけようとするのではなく、物語の世界に入り込んで楽しむ方が大事。
おもしろいという感動によって心がそだってゆく。
・昔話は感情を表現するときに、抽象的な言葉ではなく、具体的で客観的な目に見える行動によってあらわし、聞き手に感情を起こさせるやり方をする。
主観的な言葉であらわされた作品や、会話で成り立っている作品よりも、そちらの方が子どもは、より感情に触れることができる。
・その子らしい読書の追求があるので、たとえ読む本にかたよりがあっても、子どもの本に対する興味を、距離をおいてゆったり見守ってあげるべき。
子どもと本の関係は個人的なもの。いわばプライバシーの問題。他人があまり無遠慮に立ち入るべきでない。
などなど…よかれと思ってやってしまいがちなことが注意点として書かれていて、読んでよかったなと思った。
大人ができることは、子どもとできるだけ良質な本が出会える機会をできるだけ多くことくらいだ。
一緒に楽しむ気持ちでやっていけたらいいな
Posted by ブクログ
読み聞かせクラブの先輩ママにお借りしました。素直に、飾りげなく、そして心を込めて。そんなスタンスでお話会が出来たら、とても理想的です。あと、作品の意図やねらいを意識しすぎて、選書で誘導している傾向が自分にはあるなと反省。もっと自由に感じるまま絵本を楽しんでいいんだと、ちょっと肩の荷が下りる思いがしました。