【感想・ネタバレ】図で考える。シンプルになる。のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月16日

ツールとして、「思考の整理」及び「議論の見える化」「考えの擦り合わせ」に非常に有用と感じた。


以下メモ。

- [ ] 図で考えるときは、大事なところが浮かび上がるようにする。それには内容を理解し、どこにポイントを置くかを考え抜く必要がある。
- [ ] 人に何かを使える際には「視点」が必要だと...続きを読む知ること。全て盛り込むと、どんなテーマであっても複雑になってしまう。多くの人はポイントだけを知りたいと望むはず。それには、シンプルにしなければならない。
- [ ] 図は、考えを磨き上げる思考ツール。図を使うことで理解の手順がパターン化できる。言葉や文章ではいろいろな言い回しができ、情緒的で多様な表現ができるが、決まった思考プロセスに当てはめるのが困難。

■図から得られる2つのシンプル。
- [ ] 図は、形が決まったパーツの組み合わせなので、表現が限られる。その結果、「こういう内容を理解したいときは、この図を使って考える」といった具合に、「理解の型」が生まれる。(1)思考プロセスそのものが単純化する。(2)シンプルなパーツの組み合わせだから、無駄がない。このように、「2つのシンプル」が図で得られる。

■シンプル思考のコツ(1)「関係」をつかむ。
- [ ] ビジネスは、何らかの価値を提供し、その対価に代金をもらう。そこでは必ず交換が行われている。「どのような登場人物が、何を交換しているか」。これを理解することは、ビジネスパーソンの必須スキルと言える。
- [ ] 「交換の図」を使えば、誰と誰が何を交換しているかが「見える化」でき、両者の関係が分かる。
- [ ] 交換内容を明解にすると、「フェアな交換が行われているのか」「よりよい交換内容はないのか」などを検証できる。

■シンプル思考のコツ(2)「構造」をつかむ。
- [ ] モノや情報を整理整頓し、「どこに」「何が」あるかを分かるようにすることで、ヌケ・モレ・矛盾、あるいは問題点・改善点を発見しやすくなる。
- [ ] 「まず、各項目をパーツ化する」「内容が関連する項目を集めて、小さなグループを作っていきグルーピングする」「1つのツリーにまとめる」

■シンプル思考のコツ(3)「要因」をつかむ。
- [ ] 「深掘りの図」は要因を見極めるのに使える。要因をしっかり分析できれいれば、複数の打ち手を考えられるようになる。
- [ ] 「なぜかを考える」「Q&Aを繰り返す」「1つにまとめる」「要因の種類をつける」

■シンプル思考のコツ(4)「立ち位置」をつかむ。
- [ ] 「立ち位置」とは、「比較対象それぞれが置かれている状況」のこと。立ち位置がはっきりすれば、客観的に比較・検討できる。
- [ ] 「タテ軸を決める」「ヨコ軸を決める」「比較対象を配置する」「定性的な切り口の場合、主観が表れやすいと割り切る」
- [ ] 会議、打ち合わせに最適!この図の魅力は、人によって理解の揺らぎが起こること。何を切り口にするか、どの基準で配置するかによって、図の仕上がりが大きく変わる。議論の呼び水に最適なため、打ち合わせや会議で積極的に使っていくべき。

■シンプル思考のコツ(5)「手順」をつかむ。
- [ ] 「手順」とは、実行できる状態にすること。どんな優れたアイデアも、実行されなければ絵に描いた餅で終わる。
- [ ] 「段取りの図」は、手順を明確にして、アイデアを実現させるために使う。ステップ単位で、目標・目的までの道のりを「見える化」する。
- [ ] 「ステップ数を考える。提案完成書までの道のりを考える」「ステップを用意し、説明を書く」「説明を磨く」
- [ ] 「まずメインの流れを考える」「細かい情報はサブ化して、メインの流れの当てはまる部分の下に置く」

■シンプル思考のコツ(6)「コンセプト」をつかむ。
- [ ] 「重なりの図」を活用する。この図を使うと、複数の特徴を組み合わせて考えるのを助けてくれる。
- [ ] 円の重なった部分が商品やサービスの「コンセプト」となる。「コンセプト」とは、特徴の重なりから生まれる個性を表すもの。反対に、コンセプトを理解するには、何と何が組み合わさっているのかを明らかにしなければいけない。
- [ ] 「何の組み合わせかを考える」「円を重ねる」「穴埋め式で発想という手も」

■シンプル思考のコツ(7)「方針」をつかむ。
- [ ] 道筋を示すのが方針で、それをまとめるのに適しているのが「ピラミッドの図」。ゴール(頂上)までの道筋を把握すれば、行動もブレない。
- [ ] 方針が固まれば、迷いがなくなるので集中して資源(時間・お金)を使うことができる。方針があることによって、効率がよくなる。
- [ ] 「ピラミッドが何段階あるのかを考える」「ピラミッドを用意し、概要を書く」「概要に説明を加える」「段階に一貫性があるかをチェックする!」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年05月20日

使ってみないことには評価が難しいが、頭で悩むより本書で紹介された「7つの図」を使って頭の中を整理すれば、仕事のスピードと質が向上するように思われる。
まずは、実際に使って、この手法を思考する際の習慣にする必要がある。何事も行動ありきということだ。


・人に何かを伝える際には「視点」か必要です。すべ...続きを読むてを込むと、どんなテーマであっても複雑になってしまいます。多くの人はポイントだけを知りたいと望むはずです。それには、シンプルにしなければなりません。

・プレゼン用に伝わる図を描きたいと誰もが望みます。けれども、色使いやフォント選び、レイアウトに凝る前にやることがあります。そもそも自分が内容を理解して図を書いているのか?図にする対象への理解は足りているのか?自分が理解して作った図であれぱ人に話しやすく、見栄えか洗練されていなくてもほとんど影響しません。

・本書の目的は、あなたの頭の中に「7つの図」をインストールすること。
①交換の図。あらゆる関係を「見える化」する。
②ツリーの図。物事の構造をクリアにする。
③深堀の図。疑問をどんどん掘り下げて要因をクリアにする。
④比較の図。2軸で項目の違いをクリアにし、立ち位置を決める。
複数の切り口がある場合は、一番重視する切り口を決めて、それをタテ軸に置きます。タテ軸には、比較時に重視する方を上に置きましょう。ヨコ軸は次に重視する切り口を、重視する方を右に置きます。タテ軸に重視する切り口を設定し、かつ比較時に重視することを上に置けば、有力候補が図の上半分に集まってくれます。そのほうが直感的な比較が行えます。
⑤段取りの図。目的や目標までの道のり(手順)を「見える化」する。
「段取りの図」で失敗しないコツは、メインの流れとサブ情報を分けることです。メインの流れは一方向に進むようにし、細かい情報はサブ化し、メインの流れの項目と「交換の図」で表します。
⑥重なりの図。商品やサービスの「特徴」を浮き彫りにし、コンセプトを明確にする。
円の重なった部分が商品やサービスの「コンセプト」となります。「コンセプト」とは、特徴の重なりから生まれる個性を表すものです。コンセプトを表すのに最適な円の数は2~3個です。それ以上増えると、複雑になってしまいます。「重なりの図」で失敗しないコツは円を増やさないことです。
⑦ピラミッドの図。目指す方向性、方針をはっきりさせる。

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