【感想・ネタバレ】革命のファンファーレ 現代のお金と広告のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

〈クラウドファンディング〉
クラウドファンディングにおいて、「有名人だから、お金が集まる」というわけでもない。

お金は信用の数値化したものであり、
「好感度」と「信用」、「認知」と「人気」は全く別物である。
信用を稼ぎ、必要な時に必要な分だけお金に両替する。

好感度のために嘘をつく人より、自分の意思を明確に表明して嘘をつかない人の方が「信用」される。
ex)テレビの食レポ

・インターネットにより、全てのものがガラス張りになった今、お客さんの値段感覚は極めて正確だ。

・支援額、支援者数の多い企画がサイトのトップに上がってくる

〈支援者数操作法〉
❌なパターン
リターン①3000円=商品A
リターン②6000円=商品A+商品B
リターン③1万円=商品A+商品B+商品C
⭕️なパターン
リターン①3000円=商品A
リターン②3000円=商品B
リターン③4000円=商品C
→商品AとBとCが欲しいお客さんは3つ買う。すると、3人カウントになる!

〈アンチを手放さない〉
アンチのコメントを片っ端からリツイート&シェアし、そこにもっとアンチ達を集めて議論の場にして勢いに乗らせる。アンチは広告になる。
お客さんの手に届くまでの導線作りが大切。

〈無料公開は時間差でお金が発生している〉
フリーミアム戦略…基本的なサービスは無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデル
ex)スーパーの試食
↓さらに、
ソーセージの試食は10本=10本分のコスト。しかし
データは10個=1個分のコスト。100個であろうが億個であろうが。

データを100人閲覧して2人でも買ってくれれば素が取れる。

・人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」つまりネタバレしてるものにしか反応していない

・ビジネス書でも無料公開の出し場所を散らせば売り上げが伸びる。

無料公開の出し場所を散らしてしまえば、情報を回収するコストより、本を買うコストの方が安いから本を買う。

無料化は「実力の可視化」。これまで以上に格差が生まれる。

〈本を1万冊買うのには1円もいらない〉
西野亮廣は自分の本を1万冊買った。自社買いではなく、予約者から預かったお金で買った。これによりフォトジェニックな「領収書」を手に入れた。広告に使える大きなアイテムだ。

〈作り手=お客さん〉
いかにお客さんを増やすか?の競争はいらない。いかに作り手を増やすか。作り手はそのまま消費者になるから。セカンドクリエイターの心をいかに揺さぶるか。

自分が関わったり、クラウドファンディングした品は手に取りたいと言う欲を使う。(思い出、お土産の感覚)

個展やイベントの物品などが売れる理由。

〈現代の宣伝力=信用力〉
信用が担保されない広告に、広告効果はない。
・自分1人で広告をしてはいけない。"広告させる"ことが大事だ。
・大切なのはニュースを出すことではなくて、ニュースになることだ。ニュースになるということは他人の時間を使えているということ。
→(1日は誰もが24時間。他人と差をつけるには他人の時間をつかう:堀江貴文)

〈お客さんを動かすには「後悔の可能性」を取り除いてあげることが重要だ〉

〈20代より80代の方が「愛される欠陥(許され力)」の能力が高い〉

〈まもなく個人の信用そのものが売り物になる職業が世に出てくるだろう〉

〈負けようがない下地を作って、頃合いを見計らって勝負に出る〉
需要を事前に知れる時代に、需要を事前に知る努力をサボり、延々と博打を続けている出版業界

〈伸び率〉
来客者の多いディズニーランドやUSJの入場ゲートが狭い(渋滞が起こる)理由は、「伸び率」を狙った結果。

※↓幻冬舎編集なので多分箕輪さんが編集してる笑
〈行動しない人間はアホ〉
とにかく行動する人はアイデアの待ち合わせ場所になる。勝負の決め手は脳みその数。1人の体験より10億人の体験。情報は行動する人間に集まり、さらなる行動を生み、また情報が集まってくる。

「許可をとりに行くのはやめよう、途中で必ずとめられる。謝るのなら、怒られてから謝ろう、やろう。」
「決定権は偉い人だけが持つ特権だと思われているが、違う。決定権は覚悟だ。膝を震わせながら「なんとかします!」と言い切って、挑戦して、敗れた新人を誰が見捨てるだろうか?その新人が見せた覚悟は応援に値し、もう一度チャンスがやってくる。」



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2023年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

革命のファンファーレを読んで
西野が描いたエントツ街のプペルという絵本を通してビジネス界に一石を投じている。

絵本というファンタジーの世界から程遠い現実的で策略的な面が赤裸々に綴られており、売上至上主義というある種クリエイターにとっては残酷であり、無慈悲な数字の羅列に対し、真っ向から勝負する著者の姿勢には驚かされた。

そして、かの天才ピカソは絵を描く以上に商売が上手かったと言われている。
だがゴッホはそれはできなかった。
もしゴッホが本書を読んでいれば歴史は大きく変わっていたに違いない。

未来のゴッホたちよ、本書を手に取れ。
聞こえてくるのは、革命のファンファーレだ。

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2023年10月13日

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