あらすじ
クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、“現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。
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Posted by ブクログ
単純に知っている人(有名人)の本を読んでみようと思った程度のきっかけだったからか、こんなにも裏切られた感覚は初めてだった。(良い意味で)
西野さんがテレビから消えてどうしたのかな?と思っていたけど、こんな活動をしていたとは!
ものすごく計算され、尽きない行動力の結果(絵本出版の実績)やテレビでは知ることのできなかった一面(人柄)に一気に引き込まれ終始楽しく読ませてもらった感覚。
例え話や数字の使い方が分かりやすく、クラウドファウンディングや出版をしたい人でなくても勉強になるアイデアはたくさんあったし、時々ヤリチンエピソードが出てきたり、項目の終わりに明確に次は〇〇の話といった説明があったり、堅苦しさが無く細部まで考え尽くされていて、西野さんへの見る目が変わった。
個人的に気に入っているのはp.297
アイデアの待ち合わせ場所になった者が勝つという項目。
自分の個性というは編集結果だ。という言葉は特に仕事において、一つの脳ミソで戦ってるからしんどいんだろうと思った。
最後に大切な話をと記されているように、行動することに勇気は必要なく、情報収集をサボらず努力しようと思った。
Posted by ブクログ
最高ですね!
まさに革命児...そして...根っこがすごく優しい人のように感じる。
笑いながら読める部分もあり、されど思わずメモを取りたくなる箇所多数!
完全にやられました!
Posted by ブクログ
西野さんのビジネスとクリエイティブ活動の両輪を回す思考をなぞることができる本。
実例が豊富に語られているので、「そういう見方、考え方をするのか」とはっとさせられる箇所が多くありました。
普段なかなか意識する機会のない「お金とは何か」という問いから、ネットが広がった現代社会ではお金ではなく個人で「信用」のある人が力を持つということが説明されていました。
信用を得るには行動が必要で、行動するには勇気ではなく情報が必要。行動すればさらに人や情報が集まり行動の連鎖が起こる。
最後に、行動しないことを環境や人のせいにしていたら自分の人生は生きられなくなること、覚悟を持てば今すぐに自分で決定することができるということを忘れずにいたいと思います。
Posted by ブクログ
・信用を貯める「貯信」の時代になると、自分の意思を明確に表明する
・現代でモノを売るなら、現代人の動きを読み、先回りして、売り方をデザインする
・作品の無料化が進むと実力評価の時代が到来する
Posted by ブクログ
いやー西野さんって芸能界引退した?って思ってたけど、まさかこんな活動してたとは。
説得力もあるし、要所要所でなるほど!と思うところが多かったけど、やっぱ芸能人だしなー凡人とは違うよなーと思ってしまう私は捻くれてるのかな(笑)
でも、テクニック使えばいとも簡単に成し遂げられるような感じで書かれていたけど、裏ですごい考えて努力している人なんだってことは伝わってきた。
最後の、毎朝4時起きてサイン本手書き、計2万冊手作業で届けたという話はグッときた。
↓心に残ったメモ
◉一歩踏み出すのに勇気はいらない。必要なのは情報だ。
行動しない人間は、自分が行動しない理由をすぐ勇気のせいにする。行動することに勇気は必要ない。
「電車に乗る」のに勇気がいるか?
→電車の乗り方という情報を手に入れているので勇気は必要ないはず。
一歩踏み出すのに必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキング。不確かなものを取っ払ってやるためにも、とっとと情報を仕入れた方が良い。
勇気のせいにしてはいけない。
今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているせいだ。
努力だ、圧倒的努力。これに尽きる。
Posted by ブクログ
【信用をどう貯め、どう見せるか】
西野亮廣さんの本は読んだことがなかったので、
どのような考え方をしているのか興味を持って読みました。
ビジネスで成功するうえでの、信用の重要性、
そして絵本・本の出版販売をどう成功させるか、
みたいなことが書かれていた。
私はビジネスにはあまり興味がないのだけれど、
とても熱量が伝わってきました。
ビジネスにおいても、
人間性が大事だということを、
人気タレント=ファンのいる人=信用のある人、といった視点から話されています。
意思決定は環境が行っている。
西野さんは、嘘をつくことこそ信用を失うことであるので、
自分の意志と違ったことを言うことを求められる環境には身を置かないこと、つまり、自分の意思を表せられる環境を作ることを徹底しているとのこと。
肩書としての芸人ではなく、生き方の姿勢としての芸人、という話も。
今の時代には、職業に寿命がある、と初めに書かれていましたが、
その仕事が職業としてなくなったとしても、自分は何をし続けるか。
決定権は覚悟、とも話されていましたが、
徹底して行うことは本当に覚悟のいることだと思います。
信用通帳という考え方についても書かれていて、
信用の視点から、どのように広報や資金調達を行っていくか、というような具体的なお話がありました。
生き方、という点では、寿命が延びる中で、老いにより衰えるのではなく、成長していく明るい未来像を提示していて、印象的でした。
今が一番若い、というように、年を取ることをなかなか肯定的に捉えられずに焦ってしまう自分がいるなーと。
年齢を重ねることでどうより良くなっていく何かがあるかどうかで、
生き方も変わってくるなーと思いました。
許される力、と話されていましたが、やはり人間性を高めることにとって、信用は欠かせないなーと。
絵本の出版、広報宣伝活動についても。
無料でオンライン上に絵本を掲載することの意図、マネタイズをずらしている、という考え方。
お客さんの行動の動線をデザインすること、
後悔の可能性を片っ端から潰すこと、
なにかビジネスや事業をするうえで、
1人だけでしないこと、より多くの人と関わり、意見や反応を合わせることは、脳溝の数を増やすことであり、よりよい物の実現につながる、
と言ったことも書かれていました。
ビジネスセンスに長けた人は、このように考え実行するのか、と感心しながら、興味深く読ませていただきました。
そして、ビジネスにかかわらず、
「好きなことを仕事にするしか道が残されていない時代」、ということも、姿勢であり、覚悟であり、生き方なのだろうと思ったりしました。