あらすじ
誰もが驚いた「英国のEU離脱」と「米国のトランプ大統領誕生」。それは既存の世界秩序の崩壊と同時に、新秩序構築のはじまりを意味している。両国は自由な貿易投資体制がもたらす、いわゆる「グローバリゼーション」の先頭に立ってきた。しかし、そこには光と影があった。英国国民は、より政治的・経済的深化を進めようとするEU体制に「ノー」を突き付け、米国国民は「米国一国主義」を謳うトランプを選んだ。
そして今、世界は第二次世界大戦以降に「米国一強」の下で築かれてきた繁栄に別れを告げ、「新秩序」へと向かい始めた。
その中で日本はどう動けばいいのか? 前・駐英国大使が提唱する!
「日本はしたたかな外交巧者“英国”に学び、世界の新秩序構築の先頭に立とう!」と――。
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Posted by ブクログ
「きわめてオープンな金融政策」
雇用優先。
自動車業界に英国資本の会社はなくなった。
中国製の原子炉。通信インフラも中国ファーウェイ。
アメリカに対抗するための中国の窓口。
「強み」
EU離脱しても、国としてのビジネス環境の強み(開放性、労働力、安定した制度、20%の低法人税、法律会計インフラ、英語)と高生活水準から総合評価される。
「3つの格差」
地域格差、産業格差、個人格差
負け組へのフラストレーション感情がEU離脱に向かった。
「米国の変化に伴う日英協調」
国防費GDP2%、政府開発援助GNI比0.7%。
(日本は各1%、0.2%)