【感想・ネタバレ】木島日記のレビュー

あらすじ

昭和初期――オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。
民俗学者の折口信夫は古書店「八坂堂」に迷い込み、その棚にあるはずのない、未だ構想中の自分の小説『死者の書』を見つける。
「何が書いてあるか読んでごらんなさい」
奇怪な仮面を被った店の主人、木島平八郎に促され、その奇妙な書の頁をめくった時から、折口のまわりで奇怪な出来事が起こり始める……。
「あってはならない物語」へ誘う傑作文豪怪奇ミステリ!
書き下ろしの〈自著解題〉を付す改訂新装版で復活。

【目次】
第一話 死者の書
第二話 妣が国・常世へ
第三話 古代研究
第四話 水の女
第五話 若水の話
〈自著解題〉物語を供養する

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Posted by ブクログ

最初の死者の書の話が面白かった。

シリーズものとは知らずに読んだが、独特の雰囲気がよかった。登場人物が変人ばかり。
ミステリ的ではあるが、ホラー要素もあり。
民俗学的な要素も絡み、土着的な雰囲気と、昭和の暗さや、インテリの癖の強さがよくでていた。

折口が、奇怪な出来事に巻き込まれるというパターンにだんだんと飽きてしまったが、他にはない雰囲気は楽しめた。

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2018年12月01日

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